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コインパーキングで「駐車券」無くしたらどう対応? 「駐車券紛失ボタン」押す前にすべきことは?

くるまのニュース / 2022年8月8日 14時10分

クルマで出掛けるのに欠かせないコインパーキング。そんなパーキングから出庫するためには駐車券が必要ですが、もし駐車券を紛失してしまった際はどうすればいいのでしょうか。

■出庫したいのに駐車券がない!? 紛失したときの対処法は?

 クルマで出かけるとき、役に立つのがコインパーキングです。
 
 コインパーキングは、利用者が空いている車室に駐車して利用した時間分の料金を支払う駐車場です。
 
 利用時には駐車券が発行されることが多いですが、紛失してしまった場合はどうすれば良いのでしょうか。

 コインパーキングには、さまざまな種類が存在し、駐車すると乗り越え不可能な板が上がるロック式や、入庫時に駐車券を受け取りゲートをくぐるタイプのゲート式が多く見られます。

 また最近では、入庫時のゲートや駐車枠にナンバー読み取り機が設置され、駐車券の発行が無いタイプも普及しています。

 駐車券を受け取った際には、紛失してしまわないようにダッシュボード上に置いたり、サンバイザーに挟んでしまって車内から持ち出さないというのもひとつの手です。

 ですが、コインパーキングと提携しているお店や施設などを利用すれば、駐車料金が割引される場所も多いため、そういったサービスを受けるときは駐車券を車外に持ち出さないといけません。

 駐車券の紛失はコインパーキングを利用する際によくあるトラブルですが、そのようなときには一体どうすれば良いのでしょうか。

 コインパーキングなどでは駐車券を紛失した場合の対応は大きく分けて二通りに分かれます。

 ひとつが「係員が対応」や「ナンバープレートの読み取り」で時間通りの料金が請求されるパターンです。

 コインパーキングには、常時係員がいる場所もあります。その場合は、入庫情報を記録していたり、監視カメラの映像で入庫時間が確認できたりする可能性があるため、時間通りの正規料金での支払いとなるようです。

 しかし、すべてのコインパーキングで上記のような対応が可能なわけではありません。

 もし、前述のような救済措置が用意されていないコインパーキングの場合、「駐車券紛失料金」が請求される場合があります。

 ゲートにある駐車料金精算機や事前精算機には、駐車券を紛失してしまったときのために「駐車券紛失ボタン」があります。

 この精算機にある「紛失ボタン」を押して「紛失料金」を支払えば、駐車場から出庫することができますが、本来の駐車料金よりもかなり高額な料金が設定されているケースがほとんどです。

 SNSで調べてみると、「駐車券紛失で1時間駐車で5000円かかった」「正規の金額は400円なのに、駐車券紛失した場合は1万円を請求された」などの悲痛な声が上がっています。

 このように、駐車券を紛失してしまうと、想定外の痛い出費となってしまうことがあるので注意が必要です。

■最大料金より高額請求なのはどうして!? 紛失料金が高いワケとは

 駐車券の紛失料金はコインパーキングごとに異なりますが、どれも1日最大料金よりも高額な場合が多く設定されています。その理由はどこにあるのでしょうか。

 そもそも、入庫した際に発券される駐車券には、そのクルマがコインパーキングに入庫した時間が記されています。

 そのため、駐車券には入庫時間を証明するという役割があり、反対に言えば、駐車券がないと入庫時間の証明ができないことになります。

 コインパーキングの利用者側からすると、駐車券を紛失してしまったとしても、おおよそ入庫時間は把握できているため、1日最大料金を超える高額料金を請求されるというのは、にわかに納得がいかないかもしれません。

 しかし、コインパーキングの管理者側から見ると、駐車券を紛失した利用者が、実際よりも短い利用時間を申告する可能性を排除することができません。

 入庫した時間が証明できない以上、管理業者側は「さっき駐車したばっかりなんですよ?(実際にはずっと駐車していた)」という事態を成立させないようにしなければいけません。

 もし、これが成立してしまうと、駐車券を紛失したほうが得する場合ができてしまい、コインパーキングというビジネスそのものが成立しなくなってしまいます。

最終的には「駐車券紛失」ボタンを押すことになるが…その前後の対応方法が重要最終的には「駐車券紛失」ボタンを押すことになるが…その前後の対応方法が重要

 では、仕方ないと諦めて、精算機の「駐車券紛失ボタン」を押して高額な紛失料金を払うほかに出庫する方法はないのでしょうか。

 駐車券を紛失してしまった場合にできる対応として、まずはコールセンターやインターホンで業者に相談してみることも大切です。

「駐車券紛失ボタン」を押すことは、駐車場が定めた高額な料金支払いに同意したということになります。

 しかし、コインパーキングの管理会社によっては、管理人が入庫した時間を記録しており、実際に利用した時間の料金分の請求で済んだり、1日の最大料金を支払うだけで済んだりしたというケースもあるようです。

 また、後日紛失したと思っていた駐車券が出てきた場合、紛失料金を支払ったときの領収書があれば、正規の料金との差額返金をしてもらえる場合もあります。

 実際にコインパーキングの管理会社は「精算後に駐車券を発見した場合には管理会社などに連絡してください。その際には、発見した駐車券と支払い領収書をお手元にご用意ください」と話しています。

 このように「紛失したと思っていた駐車券」と「当日支払った駐車料金(紛失料金)の領収書」のどちらかひとつでも欠けていれば差額返金には応じてもらえないことが一般的です。

 いずれにせよ、駐車券はしっかりと保管し、紛失しないようにすることがもっとも重要です。

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