1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ

小型SUV「どっちが好き!?」トヨタの大人気車「ヤリスクロス」に対抗する日産 新型「キックス」に再注目

くるまのニュース / 2022年8月31日 16時10分

人気の高いコンパクトSUVジャンルですが、代表格であるトヨタ「ヤリスクロス」とそのライバル、日産「キックス」を比較してみましょう。キックスは2022年7月にマイナーチェンジを実施し、その実力をさらに向上させています。

■アクティブなキャラが光る「ヤリスクロス」と大柄ボディで実用性の高い「キックス」

 2020年8月の誕生以来、瞬く間に大ヒット作となったトヨタのコンパクトSUV「ヤリスクロス」。そのライバル車である日産の「キックス」が2022年7月、マイナーチェンジを実施しました。独自のハイブリッドシステム「e-POWER」を大幅に性能向上させたほか、4WDモデルも新設定しています。
 
 そんなライバルのコンパクトSUV 2モデルを改めて比較してみましょう。

 ヤリスクロスは2020年8月に発売されたまったく新しいモデルです。トヨタのコンパクトカー「ヤリス」のTNGA GA-Bプラットフォームをベースに開発されました。

 ボディサイズは、全長4180mm×全幅1765mm×全高1590mm、ホイールベース2560mmとコンパクト。

 外観はアクティブさがありながらも洗練されたフォルムとし、非常に凝縮感の強い新鮮なデザインとなっています。

 2022年7月には、アクティブなキャラクターを強調した専用デザインの「Z“Adventure”」と、スポーティモデル「GR SPORT」も追加され、さらにラインナップも拡充されました。

 対するキックスは2020年6月のデビューです。

 ボディサイズは、全長4290mm×全幅1760mm×全高1605mm、ホイールベース2620mmで、ヤリスクロスよりやや大きめです。

 外観は、ダブルVモーショングリルやフローティングルーフといった特徴を持ち、とくにアクティブなイメージを強調するオレンジ(プレミアムホライズンオレンジ)とブラックの2トーンカラーは、キックスを象徴するカラーリングといえます。

 2021年には「プレミアムスポーティ」をコンセプトとし内外装をカスタマイズした「キックス AUTECH(オーテック)」も追加され、外観ではメタル調の専用加飾やドットパターンのダーククロムグリル、ガンメタリック塗装のホイールなどでプレミアム度を増しています。

※ ※ ※

 続いて内装を比較してみましょう。

 ヤリスクロスは、センター部のディスプレイオーディオを上部に配置するなど、機能的なレイアウトが特徴です。

 上位グレード「Z」にはダークブラウンの内装色を採用。新グレードのZ“Adventure”ではブラック内装にサドルタンの合皮とツイード調ファブリックを組み合わせた専用シート表皮を設定するほか、 GR SPORTではスポーティシートとブラックの専用表皮とするなど、グレードごとに合わせたバリエーション展開も図っています。

 コンパクトなサイズながら荷室のパッケージングにこだわりを持つのもヤリスクロスの特徴。スーツケースやゴルフバッグの積載性にも配慮したスクエアな荷室空間をもち、定員乗車時に390リットルの容量を確保します。

 いっぽうキックスは、解放感あるインパネデザインと、外観同様に印象的な2トーンカラーの組み合わせとする「X ツートーンインテリアエディション」の設定を大きな特徴としています。

 2020年当初は、オレンジタンとブラックの組み合わせのみでしたが、2022年のマイナーチェンジでベージュとブラックのパターンを追加。さらに新グレード「X スタイルエディション」ではブラウンを基調とした豪華な内装としています。

 また前出のキックス AUTECHには、ブルーとブラックのコンビカラーによるレザレットシートやトリム、専用のブルーステッチなどで内装の質感を高めています。

 なおマイナーチェンジ時にセンターコンソールのレイアウトを変更し、シフトレバーの操作性や質感も大幅に向上させました。

 ヤリスクロスよりも大柄なボディを活かし、ヤリスクロスに比べ後席など室内空間に余裕があるのもキックスの美点です。荷室についても423リットルの容量を確保し、Mサイズのスーツケースを4つ収納可能としています。

■マイナーチェンジでパワフルさが増したキックスの「e-POWER」

 性能面でも、ヤリスクロスとキックスを比較してみましょう。

 ヤリスクロスは、1.5リッター「ダイナミックフォース」ガソリンエンジンと、同エンジンにハイブリッドを組み合わせた新世代「THS II」の2タイプのパワートレインを用意し、それぞれに4WD(ハイブリッドはE-Four)とFFが設定されます。

 とくにTHS IIは、最大でカタログ燃費30.8km/L(WLTCモード燃費)と、圧倒的な低燃費性能を誇ります。外部給電機能も備え、コンセントによる電源の使用が可能です。

 先進運転支援機能では、予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を全車に標準装備するほか、ステアリングやアクセル、ブレーキも制御する高度運転支援機能による自動駐車システム「アドバンストパーク」も設定しています。

2022年7月のマイナーチェンジで追加された日産「キックス e-POWER」の新グレード「X スタイルエディション」ではブラウンを基調とした豪華な内装が特徴2022年7月のマイナーチェンジで追加された日産「キックス e-POWER」の新グレード「X スタイルエディション」ではブラウンを基調とした豪華な内装が特徴

 キックスは、日産独自のハイブリッドシステム「e-POWER」専用モデルで、ガソリンエンジン仕様車の設定がないのが特徴です。

 e-POWERは1.2リッター3気筒エンジンを発電専用とし、モーターにより駆動させる仕組みで、滑らかで静かな走りを特徴とします。

 2022年7月のマイナーチェンジでは、そのシステムを第2世代にアップデート。モーター出力で約5%、最大トルクで約7%向上させたもので、パワフルさがアップ。また2020年のデビュー当初に設定がなかった電動4WDモデルも追加されています。

 カタログ燃費もマイナーチェンジで約6.4%向上し、最大23.0km/L(WLTCモード燃費)をマークします。ヤリスクロスの圧倒的な低燃費にはかないませんが、それでも十分に良好な燃費性能といえます。

 先進運転支援機能では、高速道路での長距離運転と渋滞走行時の疲労を軽減させる「プロパイロット」を全車に標準装備。さらにマイナーチェンジ時に「インテリジェント アラウンドビューモニター」や「インテリジェント ルームミラー」なども上位グレードに標準装備化しています。

※ ※ ※

 2022年8月中旬現在の販売価格(消費税込み)は、ヤリスクロスが189万6000円から293万6000円まで。

 キックスが279万8400円から344万8500円までとなっています。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください