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モーター+ジェット推進で最高時速584km/h以上!? 6億円&5000馬力超え! 規格外すぎるスーパーカー新型「UNUM」ブルガリアで発表

くるまのニュース / 2022年8月25日 20時10分

2022年7月22日にブルガリアのEVメーカー「ALIENO」は同社が開発したハイパーカー「UNUM」を発表しました。その最高時速は584km/h以上だといいます。どのようなクルマなのでしょうか。

■最高時速584km/h以上! ブルガリアのハイパーカー

 2022年7月22日にブルガリアのEVメーカー「ALIENO」は同社が開発したハイパーカー「UNUM」を発表しました

 総出力は5000馬力を超え、最高時速584km/h以上だといいます。どのようなクルマなのでしょうか。

「ALIENO」は、2015年創業のブルガリア本拠を置くEVメーカー。ブルガリアのトゥホビシュタにある工場は現在、拡張工事が進行中です。

 今回発表されたUNUMは、最高時速584km/h以上で走行可能な2人乗りの電動ハイパーカー。

 エクステリアは、車体全体が空力を考慮されているのが一目瞭然のレーシングカーのようなデザイン。ボディサイズは全長5240mm×全幅2180mm×全高1270 mmです。

 シャシーは、プリプレグカーボンファイバーやケブラーなどから構築された革新的なALIENOシャーシを採用。

 バッテリーには、「Graphene LiPo cells」とスーパーキャパシタで構成される独自開発のALIENOバッテリーを搭載しています。

 バッテリーの容量は、180kWhのSBP(ストリートバッテリーパック)、120kWhの容量のTBP(トラックバッテリーパック)、60kWhの容量のRBP(レースバッテリーパック)の3つのバリエーションから選択が可能で、最大容量のSBPバッテリーは1回の充電で最大航続距離1020kmを実現します。

 大きく電気のみで駆動されるTHFと電気と空気(ロケットエンジン)で駆動および制御されるTRSの2グレードに分かれます。

 電気のみで駆動するTHFは、さらにモーター搭載数で4種類にバージョン分けされており、24個のモーターを搭載する5221馬力のRP5、25個のモーターを搭載する4351馬力のRP4、16個のモーターを搭載する3481馬力のRP3、12個のモーターを搭載する2610馬力のRP2です。

 電気と空気(ロケットエンジン)で駆動および制御されるTRSグレードには。THFグレードに搭載されるモーターに加え、最大24個のALIENOロケットコールドエアースラスターが実装されています。

 コールドエアースラスターとは、加圧されたガスの膨張を利用して推力を発生させるロケットエンジンの一種。このスラスターの推力方向を変えることで、強い加速やブレーキング、高速旋回時などに役立てます。

TRSグレードのパッケージ詳細やバージョンについては、現在発表されておらず、追加で発表するとアナウンスされています。

※ ※ ※

 UNUMの価格は、THFグレードのRP2バージョンで180万ユーロ(日本円換算で約2億4785万円)、RP3バージョンで 210万ユーロ(日本円換算で約2億8915万円)、RP4バージョンで240万ユーロ(日本円換算で約3億2046万円)、RP5 バージョンで270万ユーロ(日本円換算で約3億7177万円)です。

 TRSグレードでは、300万ユーロ(日本円換算で約4億1308万円)から450万(日本円換算で約6億1962万円)までを予定しています。

 納期はグレードやオプションに応じて変化し、18〜30ヶ月と記載されています。

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