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全長6m・重量13トン超え! ゴツ顔本格オフローダー新型「マローダー」登場! 誰にも止められない「装甲車」南阿で公開

くるまのニュース / 2022年9月1日 21時10分

パラマウントグループは、2022年8月23日に装甲車の新型「マローダー マーク2」を発表しました。このクルマは、「世界で最も止められない車両」と称されていますが、どのような車両なのでしょうか。

■世界で最も止められない乗り物「マローダー」がアップデート

 2022年8月23日、パラマウントグループは装甲車の「マローダー」の新型、「マローダー マーク2」を発表しました。

 イギリスBBCの人気自動車番組「トップギア」にて「世界で最も止められない乗り物」と称されたマローダーですが、どのような進化をとげたのでしょうか

 パラマウントグループは、1994年に南アフリカで設立された防衛産業を手掛ける企業。装甲車や戦闘機、船舶などさまざまな乗り物を設計・製造しています。

 マローダーは、地雷などにも耐えられるように設計された丈夫で頑丈な装甲兵員輸送車。前席に2人、後席に8人の計10名が乗車することが可能で、どんな地形でも走行できるような走破性を持ち合わせています。

 マローダーについて、パラマウント・ランド・システムズ社のCEOであるDeon Grobler氏は、次のように述べています。

「マローダーは、世界で最も象徴的で頑丈な装甲車の一つであり、しばしば終末的な環境に最も適していると表現されます。」

 そんなマローダーですが、今回新型モデルとなるマローダー マーク2が発表されました。

 マローダー マーク2は、戦場において大きな利点をもたらす数々の新機能を備え、乗員性能と車両性能を強化するとともに、製造効率を高め、世界中の顧客への生産・納品率を向上させているといいます。

 今回のアップデートで、必要性に応じて2時間以内に左ハンドル仕様から右ハンドル仕様に変更することが可能に。またインターフェースの進化により、快適性や機能性などが改善されており、過酷な条件下での操作性を高めると同時に、ドライバーや乗員の疲労を軽減し、より快適で使いやすい車両になりました。

 パワートレインは、最高出力約285馬力、最高トルク970Nmを発揮する6気筒ディーゼルターボエンジンを搭載、これに5速オートマチックトランスミッションと2速トランスファーケースが組み合わされます。

 ボディサイズは全幅2600mm×全長6600mm×全高2730mm、最低地上高は490mmで車両重量は1万3500kg。最高時速は110km/hで最大航続距離700kmです。

 マローダー マーク2は、クラス最高の地雷・弾道弾防護性能を備えており、摂氏マイナス20度からプラス50度までの過酷な環境下でも正常に動作します。

※ ※ ※

 2007年2月にアブダビで開催された国際防衛展示会(IDEX)で初めて発表されたマローダーは、アゼルバイジャン、カザフスタン、コンゴ共和国、ガボン、マラウイ、ガーナ、ナイジェリア、モザンビーク、シンガポールなど、世界中のパートナーや政府機関にこのクルマを供給しています。

 リリース内で、パラマウントグループはマローダー マーク2について次のようにコメントしています。

「世界の脅威への対応力を最適化する革新的なソリューションを提供してきた27年の実績とともに、生産スピードを向上させたことをご報告します。右ハンドル、左ハンドルにかかわらず、急を要するパートナーに対して、より迅速なソリューションを提供することができます。」

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