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日産「MT車が消滅」の危機!? 残るは「Z」だけ? マーチ生産終了でオジサン世代落胆の残念な現状とは

くるまのニュース / 2022年9月9日 10時10分

日産「マーチ」の生産終了が報じられています。これが事実だとすれば、日産のMT車がほぼ絶滅状態に。残るのはわずか1モデル、新型「フェアレディZ」のみとなってしまいます。

■200万円以下で買える貴重なMT車「マーチ NISMO S」も消滅か!?

 2022年8月末、日産「マーチ」が生産終了と新聞などで報じられました。1982年から続く老舗のコンパクトカーブランドだけに、SNSなどでも惜しむ声があがっています。
 
 そんななか、マーチが販売終了するともうひとつの「大きな問題」が発生するのをご存じでしょうか。
 
 国内の日産車に残るMT(マニュアルトランスミッション)を搭載するモデルが「フェアレディZ」のみとなる……という事実です。

 マーチは2ペダルのAT(エクストロニックCVT)が基本で、ノーマルモデルのMT仕様はすでに消滅しています。

 ただしカスタムモデル「マーチ NISMO S」のみ、唯一の5速MT仕様が残されていました。

 マーチ NISMO Sは、日産のワークスレーシングチーム名を冠したスポーティ仕様です。

 通常のマーチは、最高出力は79ps(58kW)、最大トルクは106Nmの1.2リッター直列3気筒エンジンが積まれます。

 これに対しマーチ NISMO Sには、専用チューニングを施した1.5リッター直列4気筒「HR15DE型」DOHCエンジンが搭載されます。トランスミッションは5速MTのみという、今どき珍しい硬派な仕様となっています。

 最高出力は116ps(85kW)、最大トルクは156Nmです。

 圧倒的な高性能とはいえないものの、わずか1010kgの軽量なボディとの組み合わせで3ペダルのMTを駆使して走る感覚は、痛快そのものといえます。

 消費税込み価格は187万6600円で、200万円を切る設定というのもうれしいところです。

 対する新型フェアレディZは、2022年1月より予約受注を開始し、今夏に正式発売を開始したばかりのニューモデルです。

 3リッター V型6気筒「VR30DDTT型」DOHCツインターボ 直噴エンジンを搭載。スーパースポーツモデルに相応しく、最高出力405ps(298kW)、最大トルク475Nmの超ハイパワーを後輪で駆動させます。

 新型フェアレディZ(MTモデル)の価格は、524万1500円から646万2500円までとなります。

 ツインターボエンジンの豪快すぎる高性能をMTで自在に操ることができるのも、MT車が少なくなった今では貴重な体験となります。

 そんな新型フェアレディZはデビュー早々に受注が殺到していて、長い納車待ちとなっている模様です。

 一方マーチ NISMO Sについては、すでに在庫わずかとの情報もあります。

 いずれにせよ、貴重なMT搭載の2モデルが気になる人は、早めに販売店へ問い合わせてみたほうが良いでしょう。

※ ※ ※

 ちなみに商用車まで範囲を広げてみると、日産MT車の選択肢も少し拡がります。

 ただし2021年10月のマイナーチェンジで、1BOXバン「キャラバン」(旧「NV350キャラバン」)に残されていたMT仕様が消滅していて、かなり選択の幅が狭まりました。

 商用バン「NV200バネット」や「AD」のMT車はすでに廃止済です。

 2022年9月現在でMT車が残っているのは、軽商用バン「NV100クリッパー」と軽商用トラック「NT100クリッパー」、そして小型トラック「アトラス」のみと、こちらもごくわずかな存在となっている状況なのです。

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