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トヨタ「シエンタ」が4年残価約70%!? 奇抜デザインの先代は「新型モデル登場」でも関係無い? 高リセールに期待か

くるまのニュース / 2022年10月6日 10時10分

トヨタのコンパクトミニバン「シエンタ」が3代目へとフルモデルチェンジを果たしました。高い人気を誇った2代目シエンタからの乗り換えも多くなることが想定されますが、新型が出たいま、2代目シエンタのリセールバリューはどうなっているのでしょうか。

■トヨタの大ヒットコンパクトミニバンが3代目へと進化

 2022年8月23日、トヨタ「シエンタ」がフルモデルチェンジを果たし、3代目へと生まれ変わりました。
 
 高い人気を誇った2代目シエンタからの乗り換えも多くなることが想定されますが、新型モデルが出たいま、2代目シエンタのリセールバリューはどうなっているのでしょうか。

 日本の道路状況にマッチした5ナンバーサイズのコンパクトミニバンであるシエンタは、2003年に初代が登場して以来、安定した販売台数を記録し続けてきました。

 とくに、2015年に登場した2代目は、トレッキングシューズをイメージしたポップなエクステリアデザインで話題に。

 それに加え、先代よりゆとりのある室内、そしてシリーズ初のハイブリッド車がラインナップされたことなどが人気を呼び、発売当初はもちろん、フルモデルチェンジ直前まで新車販売台数ランキング上位10以内の常連となるほどでした。

 高い期待のなかで登場した3代目シエンタは、エクステリアとインテリアをそれぞれ「シカクマルシルエット」で統一しており、見切りの良い大きな窓は、愛らしい印象を与えるだけでなく、視認性が良く運転しやすいという特徴も持っているなど、デザイン性と機能性を両立しています。

 また、「TNGAプラットフォーム(GA-B)」を採用したことで、操縦安定性や静粛性など、乗り心地や走りに関わる基本性能が大きく向上していることも特徴です。

 パワートレインには1.5リッターのガソリン車とハイブリッド車から選択することが可能です。WLTCモード燃費はガソリン車が18.4km/L、ハイブリッド車が28.2km/Lと、先代から大きく向上しています。

 大ヒットモデルの新型が登場したということもあり、販売店ではすでに多くの受注を獲得しているようです。

 トヨタ販売店関係者によれば「ハイブリッド車を選択するユーザーが多く、また、ハイブリッド車でもガソリン車でも最上級グレード『Z』が売れ筋となっています」と説明しています。

■ライバルの少ないシエンタは、型落ちでもリセールバリューは高水準?

 コンパクトミニバンというカテゴリー自体がシエンタとホンダ「フリード」の一騎打ち状態となっていることもあり、新型シエンタはいわゆる「指名買い」のユーザーも少なくないといいます。

 そうしたユーザーのなかには、先代シエンタからの乗り換えを検討しているユーザーも少ないようです。

 つまり、新型シエンタが登場したことで、先代シエンタの下取り/買取りを検討するユーザーが増えていると考えられます。

 このような状況のなかで、先代シエンタのリセールバリューはどのような状況になっているのでしょうか。

 前出のトヨタ販売店関係者は次のように話します。

「現在、先代シエンタのリセールバリューはかなり高い水準にあるといえます。

 もちろん、実際の価格は個々の状況次第になりますが、4年落ち(2018年式)で走行距離2万km前後の『ハイブリッド G クエロ』であれば、170万円前後の査定価格が期待できる可能性は十分あるかと思います。

 また、ガソリン車の特別仕様車『G クエロ』もリセールバリューの高いグレードとして挙げられます。

 グレードにかかわらず、パワートレインという観点でみると、ガソリン車よりもハイブリッド車のほうが有利な傾向があります」

コンパクトサイズのミニバンとして人気だったトヨタ2代目「シエンタ」コンパクトサイズのミニバンとして人気だったトヨタ2代目「シエンタ」

 高い積載能力を持つシエンタは、法人利用に使われるケースも多く、一部グレードは装備が制限されていることもありました。

 一方、快適装備も充実した「G」は個人利用に最適なグレードであり、そこにLEDヘッドランプや「トヨタセーフティセンス」を標準装備した特別仕様車の「G クエロ」は、新車販売時点でも高い人気を誇っていました。

「ハイブリッド G クエロ」が設定された当時の新車価格は246万5855円だったため、もし4年落ちのものが170万円で売却できた場合、4年後の残価は新車価格の約69%となります。

 一般的に、3年後の残価が新車価格の50%を超えると「リセールバリューが高い」とされることを考えると、先代シエンタのリセールバリューはかなり高い水準といって良さそうです。

 その一方で「アルファード」や「ハリアー」などのモデルでは、一部グレードで新車価格を超える買取価格となる例もあるようです。

 この背景には、昨今の半導体や部品不足などによる新車の長納期化があります。

 新車の納期を待てないというユーザーは中古車を手に入れるケースも多く、結果として中古車相場全体が高騰します。

 このように考えると、先代シエンタの現在のリセールバリューは、通常よりもかなり高いと見ることもできます。

 新車の納期が短縮化することで、先代シエンタのリセールバリューも落ち着いていくと見られます。

 しかし、前述のとおり、ライバルが少ないモデルでもあるため、当面は一定の水準を維持していくとも考えられます。

※ ※ ※

 子育て世代に絶大な支持を得ているというシエンタは、子どもの成長に伴い「ノア/ヴォクシー」などといった、よりサイズの大きなミニバンへと乗り換えが行われやすい車種でもあります。

 このようなケースが想定される場合には、購入時からリセールバリューを考慮したクルマ選びが重要です。

 例えば、一見新車価格が高いようでも、人気のグレードを選ぶことで売却価格を含めたトータルの支払い額が抑えられる場合もあるため、クルマを選ぶ際はリセールバリューにも基にすることをおすすめします。

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