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3連休に台風直撃!? 強風・大雨に注意するだけで良い? 接近前に「覚えておきたい」備えとは

くるまのニュース / 2022年9月16日 10時10分

2022年9月16日現在、日本列島に台風14号が接近してきています。最大風速は25m/sと予想されており、十分に警戒する必要があります。一方で風の強さはm/sという単位で表されることが多いですが、具体的にはどのくらいの威力があるのでしょうか。

■台風接近時に覚えておきたい「強風」の怖さとは

  2022年9月16日現在、台風14号が日本の南で発達しながら日本へと接近しており、3連休にかけて北西寄りに進路を変え強い勢力のまま西日本に接近・上陸するおそれがあるとしています。
 
 この時期は、大型の台風が日本列島の付近に発生することも多いため、クルマの運転はいつも以上に気を付けなければなりません。

クルマが横転するほどの強風…! ドライバーは何に気をつければ良いのか?クルマが横転するほどの強風…! ドライバーは何に気をつければ良いのか?

 台風というとゲリラ豪雨のほか、強風の影響による災害が予想されます。

 過去2018年9月4日には、当時の台風21号が関西地方に上陸し甚大な被害が発生。

 暴風で流されたタンカーが関西国際空港の連絡橋に衝突し、利用者が空港内に取り残されるなど大きな話題となりました。

 当時の関西空港の瞬間最大風速は開港以来最大となる58.1m/sを記録しています。

 m/sはメートル毎秒という単位を表しており、例えば1メートル毎秒(1m/s)では1秒間に1mの速さを意味します。

 一方で度々ニュースなどでは「最大瞬間風速○m/s」という表現をされますが、具体的にはどのくらいの風の強さなのでしょうか。

 気象庁では「やや強い風」「強い風」「非常に強い風」「猛烈な風」の大きく4段階に分類されていると説明しています。

「やや強い風(10m/s以上)」では、道路の吹流し(緑色の風量を表す設備)の角度が水平になり、高速運転中では横風に流される感覚を受ける状況です。

 このほか、「強い風(15m/s以上)」は、高速運転時の横風に流される感覚が大きくなり、「非常に強い風(20m/s以上)」になると、通常の速度で運転するのが困難に。

 そして、「猛烈な風(30m/s以上)」は、走行中のトラックが横転するレベルだといいます。

 クルマのボディタイプによっても風の受け具合は変わり、車高の低いスポーツカーやセダンは比較的影響が少ないですが、ミニバンやSUV、軽スーパーハイトワゴン、トラックなど、全高が高くボディ側面の面積が広いクルマは横風の影響を受けやすくなります。

 また強風が吹いているときはドアの開閉にも注意が必要で強風時に安全に降りる方法について、JAFは、強風への対策として次のように呼びかけています。

「大人でも急に開くドアを押さえることは難しいため、台風シーズンはもちろん、大気の不安定な時期は突風にも備えて、両手でしっかりドアを押さえながら慎重に開けるようにしましょう。

 また、子供は勢いよく開くドアにつられて、クルマから転落する危険性もありますので、強風時は子供にドアを開けさせず、大人が外からドアを開けて安全に降ろすことも大切です。

 なお、実際の突風や台風による強風はさらに強いエネルギーを持っており、周囲に車や障害物がなくても、ドアが開ききってヒンジ(ドアを開閉させる部品)が壊れることもあるので注意しましょう」

※ ※ ※

 今回の台風14号の最大風速は25m/sと予想されており、4段階でいうと「非常に強い風(20m/s以上)」を超えることから通常の速度で運転するのが困難なレベルです。

■強風だけじゃない…台風接近時に注意すべきポイントとは

 強風以外にも台風の接近時のはいくつか気をつけるポイントがあります。

  例えば、台風に伴う大雨では河川の氾濫やアンダーパスなどの水はけが悪い場所では道路が冠水することが考えられます。

台風は強風だけじゃなく「冠水」の恐れも…(画像はイメージ)台風は強風だけじゃなく「冠水」の恐れも…(画像はイメージ)

 例えば、台風に伴う大雨では河川の氾濫やアンダーパスなどの水はけが悪い場所では道路が冠水することが考えられます。

 過去にJAFのユーザーテストにて「集中豪雨などでアンダーパスが冠水した場合を想定し、クルマがどのくらいの浸水深の冠水路を走りきれるか」という検証がおこなわれました。

 結果として、浸水深30cmでは走行できたものの同じ浸水深でも速度が高くなると巻き上げる水の量が多くなり、エンジンに水が入りやすくなることが判明しました。

 また速度を落とせばある程度まで走行できる可能性はあるものの、別の要因でエンジンが止まることもあるので、走りきれるとは限らないようです。

 その一方で運転席にいる限り、クルマの床面以上の水深であっても、ただちには浸水してきませんが、それゆえに危険を察知するころには、クルマが浮いて前後に動かなくなることやエンジントラブルにより立ち往生する可能性も考えられます。

 こうした要因があることから、運転中に大雨に遭遇した際は、川沿いや海岸沿いのほか、高架下や立体交差のアンダーパスなど周囲より低い場所には安易に進入せず、迂回することが大切だといます。

※ ※ ※

 また、暴風警報中はガソリンスタンドが臨時休業している可能性も考えられ、事前にクルマのガソリン残量を確認し、早めの給油を心がけることも覚えておきたいところです。

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