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道路トンネルの信号「赤」ならどうすれば良い? 「黄」は点滅・点灯の2種類 交差点との微妙な違いとは

くるまのニュース / 2022年10月8日 16時10分

道路のトンネルに信号機が設置されていることがあります。交差点の信号とは異なりずっと青ですが、これが黄や赤だった場合、どうすれば良いのでしょうか。

■トンネル信号の意味は?

 道路のトンネル入口に信号機が設置されていることがあります。

 信号は基本的に青ですが、黄・赤に変わる時も。トンネルに入ろうとした際にこのように黄や赤になっていたら、どうすれば良いのでしょうか。

 トンネル信号は「坑口信号機」とも呼ばれるもので、トンネル内の状況に合わせて「青・黄・赤」や「黄・赤」を表示する信号機です。一般道にも高速道路にも設置されています。

 主に災害や事故などの際に利用され、トンネルに進入しようとする車両に減速や停止の合図を送ります。

 トンネルの内部は外からでは分からないため、中で事故や災害が起きてもトンネルに入る車両が危険に気付けない可能性があります。そのため、トンネルの外に信号機を設置して二次災害を防いでいます。

 トンネル信号は、主に次のようなトンネルに設置されています。
・長さが5km以上
・断続的に5km以上トンネルが続く道路

 信号機は基本的に、トンネル内部の状況が分かりづらい長いトンネルの入口や中間に設置されています。しかし、これらはあくまで目安です。短いトンネルでも、急カーブや急勾配といった内部が分かりにくい構造のトンネルに設置されることもあります。

 トンネル信号は、高速道路会社と警察、国土交通省が協議して設置しています。なお、トンネル信号の管理などは各都道府県警察が行っています。

■トンネル信号「青・黄・赤」それぞれの意味は?

 トンネル信号は「青・黄・赤」もしくは「黄・赤」が一般的ですが、それぞれどのような意味を持っているのでしょうか。

 まず青信号は、交差点の信号機と同様に「進むことができる」という意味です。

 周囲の状況を確認したうえで、トンネルを問題なく通過できます。青信号がない「黄・赤」タイプのトンネル信号の場合は、黄・赤が点滅もしくは点灯していない状態が青信号と同じ意味です。

 トンネル信号は、交差点の信号のように青・黄・赤の点灯を繰り返しているわけではなく、基本的にずっと青です。しかし、黄・赤になることもあるため、トンネルが近付いてきたら信号機も必ず視界に入れておきましょう。

関越道の関越トンネル((C)Google)関越道の関越トンネル((C)Google)

 黄信号は、点滅と点灯で意味が異なります。交差点の黄信号は、基本は「止まれ」、安全に停止できない場合は「進行しても良い」です。

 一方、トンネル信号の黄信号は注意喚起の意味を持ちます。周囲の状況を確認しつつ、問題がなければ進行しても構いません。交差点に設置されている赤と黄の点滅信号をイメージすると分かりやすいのではないでしょうか。

 黄信号が点滅している場合、トンネル内部で渋滞などの交通障害が生じている可能性が高いため、速度を落としてトンネルに進入しましょう。なお、黄信号が点灯している場合はのちに赤信号に変わるため、後続車に留意しつつ停止する必要があります。

 赤信号は、交差点の信号と同じく「止まれ」です。トンネル内で事故や災害など、交通の危険が生じた際に車両の通行を止めるために表示されます。そのため、トンネルの信号が赤の時はトンネルに入れません。

 二次災害を防ぐためトンネル手前で停止しなければなりませんが、その際に車両の停め方にも注意が必要です。トンネル内で事故や災害が起きている場合、緊急車両が通行する可能性があります。そのため、路肩に車両を寄せて駐車しましょう。

 また、トンネル信号の前後に電光表示板などが設置してある場合があります。ここにはトンネル内部の状況やトンネル外の車両に対する指示が表示されることもあるため、確認して指示通りに動きましょう。

※ ※ ※

 トンネル信号は、万が一トンネル内で事故や災害が発生した際に、二次災害を防ぐために設置されている非常設備のひとつです。トンネル進入時に信号があった場合は、必ず確認しましょう。

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