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「ワンランク上」のドライバーになれる!? 必要不可欠なポイントは? 心がけたい「運転マナー」

くるまのニュース / 2022年10月13日 6時10分

クルマを運転する時は交通ルールを守るのはもちろんですが、気持ちの良い運転をするために良い運転マナーを心がけることも大切です。では具体的にどういったポイントに気をつけると良いでしょうか。

■これであなたも「ワンランク上」のドライバーに!?

 クルマを運転する上で、交通ルールを遵守することはもちろん、マナーの良い運転を心がけることも大切です。
 
 運転マナーを心がけていれば、クルマが気持ち良く通行でき、運転者同士のトラブルを避けることもできるといえますが、では良い運転マナーとは具体的にどのようなものでしょうか。

 今回は、取り締まりの経験を持つ元警察官Bさんが、心がけたい運転マナーについて、以下のように教えてくれました。

 まず何より「譲り合いや配慮の気持ちを持った運転」を心がけることが大切です。

 例えば、比較的狭い道路を通行する際に対向車が来ている場合、道路幅が広くなっている場所で停止し、対向車を先に進んでもらうことを意識すると良いでしょう。

 また交差点で信号待ちをする場合は、状況に応じて、停止線よりもやや手前で止まるようにしましょう。

 これは、停止線ギリギリで停車していると大型トラックなど交差点の右方向から左折してきた対向車が自分のクルマに接触してしまったり、通行しにくくなる可能性があるからです。

 このように、対向車に配慮する運転を心がけることで、お互いに気持ちの良い運転ができます。

 私(元警察官Bさん)が交通取り締まりをしていた時は、狭い道で大型トラックが来ることを事前に察知し、すれ違いやすいように止まったり、広い場所で待機したりする乗用車を見かけたときは周囲をよく見ている良い運転だと感じました。

 一方で自身が運転している際、対向車が道を譲ってくれたなど配慮をしてくれた場合には、会釈やハンドサインなどで感謝の気持ちを伝えることも大切です。

 クラクションやパッシングでも感謝を伝えることはできますが、相手が威嚇されたと誤解し、交通トラブルに発展する事例もあるようなので、会釈やハンドサインの方が無難だといえます。

 また「気持ちに余裕を持った運転」を心がけることも忘れてはいけません。

 急いでいたり、イライラしていたりすると、その感情が運転にもあらわれてしまいます。

 具体的には、車間距離を詰める、前のクルマを急かすためにクラクションを鳴らすなどの行為が挙げられます。

 車間距離を詰める、クラクションを鳴らすといった行為は、状況によってはあおり運転だと判断されてしまう可能性や、車間距離を詰めることで追突事故を起こす危険性もあります。

 令和4年版の交通安全白書では、2021年中の交通事故発生件数を事故類型別にみると追突事故が9万3098件で、割合は30.5%と全体のなかで最も多いことが分かっています。

 前のクルマと十分な車間距離を空けることを意識するのはもちろん、運転中に慌てることがないよう時間に余裕を持って出発するなどの心がけも重要です。

 そのほか、「視野を広くし、周りの状況をよく確認して運転する」ことも良い運転マナーといえるでしょう。

 具体的には、信号が変わるタイミングを把握しながら運転する、駐車の際に周りの人や障害物の有無を十分に確認することなどが挙げられます。

 クルマの信号が変わるタイミングについては、歩行者用信号が点滅しているなどの状況から予想することが可能です。

 毎日通行している道路であれば、どれくらいのタイミングで信号が変わるのか感覚で分かっているという人もいるかもしれません。

 歩行者用信号が点滅し出したら、速度を少しずつ緩めるなどして停止に備え、黄信号で慌てて通過したり赤信号で急停止したりしないように意識しましょう。

 また、駐車をする際にはクルマのバックモニターだけに頼ることなく、ルームミラーやサイドミラーを見る、窓から自分で目視して確認することが大切です。

 バックモニターには後方の幅広い部分が映りますが、決して過信することなく、狭い場所や障害物のある場所などでは、一度クルマを降りて周囲を確認してから駐車をすることも交通事故防止に有効な対策といえるでしょう。

 このようにいくつか心がけたい運転マナーを取り上げましたが、何より自分の運転のことだけでなく、周囲のクルマがどのように動くか予想して配慮できるドライバーはマナーが良いと感じます。

 運転中はつい自分のクルマの運転について考えがちになってしまいますが、周りへの配慮を忘れないように意識するだけでも運転マナーは十分に変わってくるといえます。

※ ※ ※

 こうした気持ちの良い運転マナーを身につけるには、周囲のドライバーへの思いやりや気持ちの余裕を持ち、周囲の状況をよく把握して運転することが大切です。

 いきなり全てを実行するのは難しいかもしれませんが、事故や交通違反を起こさないためにも、少しずつ交通ルールの遵守と良い運転マナーを心がけていきましょう。

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