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まさか!? 押し続けると「壊れる」? エンジンをかけるとき「エンジンスタートボタン」は「何秒押せば」イイのか

くるまのニュース / 2022年10月20日 17時10分

いまや当たり前の装備となった「スマートキー」ですが、エンジンを始動させる「スタートボタン」はどれくらい押し続ければ良いのでしょうか。正しい「作法」について、自動車メーカーに聞いてみました。

■エンジンスタートボタンは「何秒」押し下せば始動するの?

 いまのクルマでは標準装備といっても過言ではないほど、「スマートキー」の存在が当たり前になりました。

 クルマに鍵を差し込むことなく、ボタンひとつでエンジンの始動や停止ができる便利な機能ですが、「スタートボタン」はどれぐらい押せばいいのでしょうか?

 ほとんどのクルマに導入されている「スマートキー」は、所持していれば鍵を取り出すことなく「ドアの施錠や開錠」や「エンジンの始動・停止」をおこなうことができます。

 現在市販されているクルマでは、一部のグレードや商用車以外には標準装備されているため、馴染みのある装備といえます。

 トヨタではこのスマートキーを「スマートエントリー&スタートシステム」と呼び、一方メルセデス・ベンツでは「キーレスゴー&ハンズフリーアクセス」と呼称していたりしますが、基本的な構造は各社とも同じような仕組みとなっています。

 しかし、メーカーによってはエンジンスタートボタンの位置が異なるため、取り扱い方法に疑問をもつ人もいるでしょう。

 では、エンジンスタートボタンはどれくらいの時間を押せばいいのでしょうか。またモデルごとに違いはあるのでしょうか。

 マツダの広報担当者は、クルマのエンジンスタートボタンを押す時間について、以下のように話します。

「押し時間に正解はなく、1プッシュで自動的にエンジンがかかるようになっておりますので、ボタンを押し続ける必要がありません。

 また、エンジンが始動すればスターターは自動で停止するため、素早くリリースしていただく必要もありません」

 モデルごとによるエンジンスタートの始動時間の差についても同様に、以下のように続けます。

「ボタンを押してからエンジンがかかるまでの時間については、エンジン機種(ディーゼル/ガソリン)によって異なり、ディーゼルエンジンのほうがやや時間がかかる傾向にあります。

 しかし、エンジン温度などの状態によって大きく異なるため、具体的な秒数はわかりかねます。

 ちなみに『CX-60』でマツダが初採用したPHEVにおいては、駆動用バッテリーの残量やアクセル操作などの状態に応じてエンジンを始動いたしますので、プッシュボタン操作は直接的にエンジンを始動させるものではありません」

 スタートボタンを押す時間は基本的に押してから、1秒から2秒ほどで始動する仕組みとなっています。

 しかし、ガソリンやハイブリッドなどエンジン機種や、バッテリーの残量、またはアクセル操作などのそのときのクルマの状態によって変動してしまうおそれもあります。

 そのため、エンジンスタートボタンを押してから始動するまでの時間が、すべてのクルマで統一されている訳ではありません。

 一方でホンダの広報担当者は、エンジンスタートボタンの押下時間について、「ブレーキペダルを踏んだ状態で、スタートボタンを押下するとハイブリッド/ガソリンモデルともにすぐに始動するようになっています」といいます。

 このことから、ハイブリッドやガソリンといったエンジン機種によって差はあるものの、両者ともにエンジンスタートボタンを押すことによってすぐ始動する仕組みになっているようです。

 ちなみにブレーキペダルを踏まない状態でスタートボタンを押下すると、エンジンは始動できずに電装系の電源のみが入ります。

 また、ATの場合はシフトポジションがパーキングかニュートラル、MT車の場合はクラッチペダルを踏まなければエンジンを始動できない仕組みになっています。

■エンジンスタートボタンを押し続けたらクルマは故障する?

 では、エンジンがすでにかかった状態で押下し続けた場合、クルマに影響が及ぶのでしょうか。

いまや、携帯するだけで解錠・施錠やエンジンスタート・ストップ可能な「スマートキー」がすっかり主流となりました[画像はイメージです]いまや、携帯するだけで解錠・施錠やエンジンスタート・ストップ可能な「スマートキー」がすっかり主流となりました[画像はイメージです]

 前出のマツダの担当者は、エンジンスタートボタンを押し続けた場合について、「始動時、該当ボタンを押し続けても車両へはなんら影響なく、故障やトラブルに繋がることはございません。エンジンが始動すればスターターは自動で停止するためです」といいます。

 ホンダ広報担当者も同様に「始動後もスタートボタンを押下し続けたとしても、とくに不具合は発生しません」と話します。

 一度エンジンが始動してしまえば、セルを駆動する回路がオフになるため、セルが回り続けることはないようです。

 しかしマツダの広報担当者は、走行中のボタン操作においては注意する必要があるとして、以下のように続けます。

「なお、走行中においては誤操作によるリスクを考え、エンジンスタートボタンを普通に押してもエンジンが切れることはありません。

しかし、該当ボタンを一定時間以上押し続けた場合、”緊急停止モード”としてイグニッション電源が遮断され、エンジンが停止します。

 これは万が一の緊急時のための機能であるため、通常はそのような操作は控えていただくようお願いします」

 走行中にスタートボタンを押すことによって、ほとんどのクルマは一度押しただけではとくに変化はありません。

 しかし、メーカーや車種にもよりますが、数回連続で押したり一定時間押し続けると、エンジンが緊急停止する可能性があるといいます。

 運転中のエンジンの停止は、エンジンブレーキが利かないだけでなく、パワステやブレーキの倍力装置が作動しないため、正常な運転ができず非常に危険です。

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