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全線がついに事業化! 計画が進む道東の南北軸「帯広広尾道」 恩恵はオホーツク地方にも波及?

くるまのニュース / 2022年10月10日 10時10分

道東の十勝平野を南北に走る帯広広尾道が、いよいよ全線で事業化されました。どのような計画なのでしょうか。

■十勝港を目指して南進

 道東の十勝平野で「南北軸」の整備計画が着々と進んでいます。

 計画が進んでいるのは、自動車専用道路の帯広広尾道です。帯広広尾道は、道東道の帯広JCT(北海道芽室町)を起点に南進し、広尾IC(仮称、同・広尾町)に至る約85kmの高規格幹線道路です。

 国道236号のバイパスという側面もあります。

 現在は、帯広JCTから、途中の忠類大樹IC(北海道大樹町)までの約57kmが開通しています。

 しかし一方で、そこから南の区間は未開通です。このうち忠類大樹IC~豊似IC(仮称)間15.1kmは、2016年度に新規事業化され、2018年度に工事が着手されています。

 そして残りの末端区間となる豊似IC~広尾IC(仮称)間12.3kmも、2022年度に新規事業化されました。

 この忠類大樹IC~豊似IC~広尾IC間は、「大樹広尾道路」として整備が進められています。

 この道路の役割として挙げられているのが、物流ルートとしての面です。

 十勝管内は、全国の小麦シェアの約25%を占める収穫があるなど、全国有数の農業地帯です。

 農作物は本州などに輸送されますが、十勝管内だけでなく、オホーツク管内で収穫された農作物の一部も、帯広広尾道を通って十勝港へと運ばれています。

 十勝港は、農作物の出荷や飼料原料などの輸入を担う全国の食料供給を支える重要拠点であり、十勝港の貨物量は増加傾向といいます。

 現道の国道336号は地吹雪区間で重大事故の発生割合が高く、帯広広尾道は安全な輸送ルートとなることが期待されています。

 また、物流以外でも、救急搬送時間の短縮や災害時の避難路確保、観光振興などでも効果が期待されています。

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