車内の映像と音を一変！ カロッツェリアが22年冬季新製品発売 ハイエース専用パーツも

パイオニア カロッツェリアより、22年冬期に向けた新製品が続々と発売されます。そのなかから、新型フリップダウンモニター、新型スピーカー、そしてハイエース専用をうたう音響パーツを見ていきます。

■天井から展開するカロッツェリアの車両後席用高精細新型モニター

　パイオニアは2022年10月6日、同社のブランドであるカロッツェリアから同年11月に発売される、モニターやスピーカーなどの自動車用映像、音響製品を発表しました。

　そのひとつ、車内ルーフ部分に取り付けるカロッツェリア「フリップダウンモニター」3機種は、色にじみやざらつきの少ない映像再生を実現するという「3次元Y／C分離回路」など高度な映像処理技術を採用した、後部座席向けの10.1V型ワイドSVGAモニターです。

　いずれの方向からも見やすい「ワイドアングルパネル」と、光の反射や映り込みを抑える「アンチグレアコート」を採用し、車両後部のどの座席からも大迫力映像が楽しめるといいます。RCA入力（映像）2系統に加え、HDMI入力2系統、HDMI出力1系統を備えるという、拡張性の高さも特長です。

　カラーはブラックとシルバーの2色で、さらにTVM-FW1060-Bにはドアの開閉と連動して点灯する8灯のLEDルームランプを搭載しています。さまざまな車両へ美しく装着できる、専用設計の取付キット（別売）もラインナップされました。価格はいずれもオープンです。

●パイオニア カロッツェリア「フリップダウンモニター」
・TVM-FW1060-B（ブラック、室内灯つき）　7万円（税込）
・TVM-FW1050-B（ブラック）　5万円（税込）
・TVM-FW1050-S（シルバー）　5万円（税込）

■高質な映像には高質な音をあわせたい カロッツェリアの音響関係新製品

　その「フリップダウンモニター」と組み合わせたいのが「10cmコアキシャル2ウェイスピーカー」TS-E1010です。ドアや天井、リアトレイなど、車内のさまざまな場所に設置できる薄型設計のユニットタイプスピーカーになります。

　ハイレゾ音源に対応しており、加えて独自技術により臨場感に優れた再生を実現しているといいます。中高音域のクリアな音を実現するというトゥイーター部、中低音域の力強い音を実現するというウーファー部など、音域ごとにより豊かな音響環境を構築する様々な技術も投入されました。

　価格は2万4200円（税込）。奥行きの無い場所への取り付けやスピーカーの向きの調整が可能な「スラントスペーサー」を同梱します。

●パイオニア カロッツェリア「10cmコアキシャル2ウェイスピーカー」
・TS-E1010（スラントスペーサー同梱）　2万4200円（税込）

パイオニア カロッツェリア「10cmコアキシャル2ウェイスピーカー」TS-E1010

　このTS-E1010には適合しませんが、パイオニア カロッツェリアのスピーカーと組み合わせることで高音質化を実現するという、トヨタ「ハイエース」専用の「トゥイーター取付キット」UD-K304と、「高音質インナーバッフル スタンダードパッケージ」UD-K5311も発売されます。

「ハイエース専用」を謳うだけあって、車内に溶け込むデザインと、専用設計の音場、スムーズな高域再生が特長といいます。適合車種は2004年8月以降発売の「ハイエース バン」「ハイエース ワゴン」および、2004年8月から2020年4月まで発売されていた「レジアスエース バン」の3車種です。

●パイオニア カロッツェリア「トゥイーター取付キット」
・UD-K304：適合機種　TS-C1730SII／TS-C1630SII／TS-F1740SII／TS-F1640SII／TS-T730II／TS-T440II　8800円
●パイオニア カロッツェリア「高音質インナーバッフル スタンダードパッケージ」
・UD-K5311：適合機種　TS-Z900PRS／TS-V173S／TS-C1730SII／TS-C1630Sii／TS-C1730II／TS-C1630II／TS-F1740SII／TS-F1640SII／TS-F1740II／TS-F1640II　7700円