なぜ「358」にしたがる？ 希望ナンバーに込められた「数字の意味」十人十色で面白い！

最近では希望ナンバー制度を利用して、ナンバープレートの番号を4桁以下の好きな数字に設定することができます。ではユーザーはどういった数字に設定しているのでしょうか。

■希望ナンバーに込められた「数字の意味」とは

　クルマに必ず取り付けられているナンバープレート。
　
　最近では「希望ナンバー制度」を利用して、自分で好きな4桁の数字を設定できるようになりました。
　
　ではユーザーは希望ナンバー制度を利用してどういった番号に設定しているのでしょうか。
　
　今回はSNSを通じて実施した「希望ナンバー制度」に関するアンケートから、ユーザーが選んだ希望ナンバーについての事例を紹介します。

　ナンバープレートには、クルマを登録した地域名や自動車の分類番号、左下にはクルマの用途別に用いられているひらがなが書かれています。

　なかでも「一連指定番号」と呼ばれる4桁以下の数字は、ナンバープレートの目印ともいえます。

　最近では希望ナンバー制度を利用して4桁以下のアラビア数字の1から9999まで自由に選ぶことが可能に。

　くるまのニュースでは、SNSを通じて「希望ナンバー制度」に関するアンケート調査を実施したところ、「あなたは『希望ナンバー制度』を利用していますか？」という質問では、はいが59.1%、いいえが40.9%という結果に。

　今回のアンケートでは、約6割のユーザーが希望ナンバー制度を利用していることが分かりました。

　希望ナンバーは自分で好きな数字を選べるのが大きな魅力ですが、なかでも特に人気の高い番号は「抽選対象希望番号」と呼ばれ当選した人のみが取得できる仕組みとなっています。

　全国一律で抽選対象の番号とされているのは、「1」「7」「8」「88」「333」「555」「777」「888」「1111」「2020」「3333」「5555」「7777」「8888」の14通りです。

　特定の地域に限って設けられている抽選対象番号では、「2525（ニコニコ）」や「1122（いい夫婦）」「1188（いいはは・いいパパ）」といった、縁起のいい語呂も対象となっています。

　このほか人気を集めている数字として、例えば富士山の標高にちなんだ「3776」、大阪府では「373（ミナミ）」、「720（ナニワ）」といった語呂合わせの番号も比較的多い傾向に。

　また運気の上がる数字として「358」数字の人気があり、数字の意味合いについてはインターネット上でさまざまな説が挙げられています。

　例えば、風水では「3＝金運」「5＝帝王」「8＝最良の数字」につながる数字、西遊記の「沙（3）悟浄／孫悟（5）空／猪八（8）戒」、お釈迦様が悟りを開いたのが「35歳8か月」、幸運をもたらす「エンジェルナンバー」であるなど、その由来はさまざまです。

　明確な真相については追求されていないものの、縁起の良い数字として多くのユーザーから支持を集めているようです。

　では実際に、ユーザーはどういった数字に設定しているのでしょうか。今回はアンケート結果をもとに、一部事例について紹介していきます。

　意見のなかで、「覚えやすいから」と生年月日、誕生日と回答する人が多く見られました。

　なかには「結婚してはじめて買ったクルマだから」と結婚記念日にしている人や、「妻との入籍記念日」と回答する人も。

　また名前の語呂合わせにしているユーザーからは、以下のような回答も見られました。

「以前は息子の名前、ハヤトにちなんで『8810』にしていました。語呂合わせで覚えやすい、人になんでこの番号？と聞かれた時に会話が広がりますね」

　このほか、「日産車だから『23』です」「今の車の型式と以前の愛車の型式の『7060』にしています」「好きなギターの型番の『335』」「好きな数字の並びで『5678』です」など、ユーザーによってもさまざまな理由から選んだ数字にしていることが分かりました。

　またエンジェルナンバーとして一部では抽選番号になっている「358」について、アンケートでもこの数字にしているユーザーが存在。これについて以下のように回答しています。

「希望ナンバーにせず縁起の悪い数字になったことをきっかけに、エンジェルナンバーの『358』にしました」

　他のユーザーからは「ご近所さんの散々待った新車のナンバーが『4219（しにいく）』だった」と切ないエピソードも寄せられており、やはり少しでも縁起の良い数字が良いという気持ちを持つ人は多いといえます。

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　自分で好きな番号に設定できる希望ナンバーには、ユーザーによってさまざまな意味が込められた番号があることが分かりました。