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ホンダが「新型ハッチバック」発表間近? 先行披露された新型「インテグラハッチバック」をまもなく中国で投入か

くるまのニュース / 2022年10月18日 6時10分

ホンダが中国において新型「インテグラ ハッチバック」の発表を控えている動きが明らかになりました。どのようなモデルなのでしょうか。

■新型「インテグラ 5ドアハッチバック」が中国で発表か

 2021年に約14年ぶりの復活となったホンダ「インテグラ」。
 
 アメリカではアキュラブランドの独自モデル、そして中国ではシビックの姉妹車として復活し、大きな話題となりました。
 
 そうしたなかで、新型「インテグラハッチバック」が追加されることが明らかになったのです。

まもなく発表? 新型「インテグラハッチバック」が先行披露された(画像元:中華人民共和国工業情報化部/通称:工信部)まもなく発表? 新型「インテグラハッチバック」が先行披露された(画像元:中華人民共和国工業情報化部/通称:工信部)

 中国版インテグラに関して新たなモデルが追加されることが中華人民共和国工業情報化部(通称:工信部)のサイトで明らかになりました。

 現在販売されている4ドアセダンに加え、5ドアハッチバックが追加されることが判明したのです。

 工信部は日本でいうところの経済産業省や総務省の業務を扱う機関となり、中国では自動車メーカーが中国国内で製造する新型モデルを正式発表する前に、その情報を工信部に届け出る必要があります。

 2022年10月13日に公開された情報では、中国版インテグラの5ドアハッチバックが登場を控えていることがわかります。

 インテグラは日本で1985年に「クイントインテグラ」として登場。

 スポーティさを売りにした設計は人気を呼び、当時誕生したばかりのホンダの高級車ブランド「アキュラ」から投入されたアメリカ市場でも話題となりました。

 1993年に登場した3代目モデルでは初めて「タイプR」モデルを設定。

 B18C型1.8リッター直列4気筒VTECエンジンを搭載したこのハイパフォーマンスモデルは一般ユーザーだけでなく、耐久レースやジムカーナなどの自動車競技でも人気の選択肢になるほどのものでした。

 ですが、インテグラは4代目をもって2007年に生産終了、その22年間にも及ぶ歴史に一旦幕を下ろしました。

 生産終了後はしばらく落ち着いていたインテグラの中古車価格も、アメリカの輸入規制(通称:25年ルール)などに代表される1990年代日本車ブームの影響で近年はあり得ない高騰を見せています。
 以前までは、タイプRに限定されていたインテグラ人気も、今では非タイプRモデルまで波及しており、3代目と4代目は特に盗難されやすい日本車のワーストモデルとしても知られています。

 そんな、熱狂的なファンを多く集めるインテグラですが、2021年には14年ぶりの復活を果たしました。

 まず発表されたのは11代目シビックに対する姉妹車としての「ホンダ インテグラ」で、これは中国で生産・販売されるモデルです。
 その後、程なくしてアメリカではアキュラブランドから投入される「アキュラ インテグラ」を発表。

 プラットフォームこそシビックと共用ですが、ボディはインテグラ専用となっている独自モデルとなります。

※ ※ ※

 では、中国で登場したシビックの「姉妹車」となるインテグラとはどのようなモデルでしょうか。

 トヨタやホンダなど中国に複数の合弁会社を持っている自動車メーカーは、それぞれの会社で別のデザインと車名を与え、同じ車を姉妹車の関係でリリースすることが一般的です。

 ホンダは、中国においてそれぞれ東風ホンダ/広汽ホンダというブランドで展開しています。

 そこで「広汽ホンダ インテグラ」は、東風ホンダが製造・販売する「東風ホンダ シビック」に対する姉妹車として発売されました。

 シビックとインテグラ以外にも、中国市場では「インスパイア/アコード」、「XR-V/ヴェゼル」、「エンヴィクス/クライダー」、「CR-V/ブリーズ」、「UR-V/アヴァンシア」、「ライフ/フィット」、「エリシオン/オデッセイ」、「e:NS1/e:NP1」などを、それぞれ東風ホンダ/広汽ホンダで展開しています。

■新型「インテグラハッチバック」とはどのようなモデルなのか?

 広汽ホンダから展開されているインテグラはデザインが少し違うだけでなく、中国仕様のシビックにはない6速MTモデルを用意するなど、スポーティさを全面に押し出しています。

 中国版インテグラがベースとする11代目シビックでは、先代まで存在した2ドアクーペを廃止、4ドアセダンと5ドアハッチバックに集約しました。

 そのなかでも日本は5ドアハッチバックのみ、アメリカは4ドアセダンと5ドアハッチバック両方を展開するなど、マーケットごとの販売戦略の違いが表れています。

 中国市場ではシビックもインテグラも4ドアセダンのみでしたが、今回の情報公開で、インテグラに5ドアハッチバックが用意されることが確実となったのです。

 基本的な構造は日本でもお馴染みの5ドア版シビックと同一ですが、フロントマスクはすでに販売されている4ドア版インテグラと同じ顔を採用しています。

 また、パワートレインは既存のL15C型1.5リッター直列4気筒ターボエンジンに加え、4ドア向けにも登場が予定されているLFB型2リッター直列4気筒エンジンを搭載するe:HEV(ハイブリッド)の2種類となります。

中国で発売されているホンダ新型「インテグラ(4ドアセダン)」に続いて「インテグラハッチバック(5ドア)」登場か中国で発売されているホンダ新型「インテグラ(4ドアセダン)」に続いて「インテグラハッチバック(5ドア)」登場か

 中国版インテグラに5ドアが追加されるということは、姉妹車のシビックにも中国向けに5ドアが投入される可能性は高いといえます。
 とくに、アメリカ版インテグラでは5ドアのみの展開となっており、5ドアハッチバックへの需要が中国でも徐々に高まりつつあるということなのでしょう。

※ ※ ※

 正式発表の時期は不明ですが、広汽ホンダのお膝元である広州では11月に広州モーターショー2022が開催される予定で、筆者はそのタイミングで正式発表をおこなうと予想します。

 オーソドックスなセダンが依然として高い人気を誇る中国で5ドアモデルがどのように受け入れられるのか、そして4ドア同様に6速MTも用意されるのかなど、非常に楽しみな1台です。

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