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顔面に「エックス」! 奇抜すぎるデザインの「新型SUV」がパリショーに登場! 燃料タンクは「カートリッジ」式? 1000万円超えの「HUV」とは

くるまのニュース / 2022年10月19日 11時10分

2022年10月17日から同年10月23日まで行われるパリモーターショーで、フランスの新興自動車メーカーNamXが、FCVの新型SUV「HUV」を展示しているといいます。カートリッジのように交換が可能な水素タンクを搭載する珍しいタイプのクルマのようですが、どのようなクルマなのでしょうか。

■顔面におっきな「×」!ユニークすぎる新型SUV「HUV」

 2022年10月17日から同年10月23日まで行われるパリモーターショーで、フランスの新興自動車メーカーNamXが、水素を燃料とする燃料電池車(FCV)である新型SUV「HUV」を展示しているといいます。

 大胆にも、フロントに「エックス」形状のデイライトがあしらわれるHUVは、どのようなクルマなのでしょうか。

 NamXはフランスに本拠を置く新興自動車メーカー。人間の移動と環境保全を調和させることを目的にFaouzi ANNAJAH氏とThomas de LUSSAC氏によって設立されました。

 そんなNamXが2022年5月に発表し、パリモーターショーに出展したのが、水素を燃料とする燃料電池のSUV、HUVです。

 HUVは、これまで世界の数々の名車を手掛けてきたイタリアの名門カロッツェリア(デザイン会社)「ピニンファリーナ」によってデザインされました。

 美しいクーペSUVのスタイリングを持つHUV。まず目をひくのは、フロントに配された横一文字のヘッドライトとフロント下部で交わるように配された「エックス」形状のデイランプです。

 このほかにも「エックス」をモチーフにしたデザインは随所に見られます。例えばサイドには中心部で交わるようにキャラクターラインがデザインされており、リア下部のランプもエックス形状になっています。

 リアでもう一つ特徴的なのが、バンパー内にある6つの水素カプセルにあります。

 HUVは燃料となる水素を、内蔵された固定されたタンクだけでなく、取り外し可能なカートリッジ形状の「水素カプセル」にも格納可能としています。この水素を電気に変え、モーターで駆動します。

 HUVのグレード構成は、大きく分けてふたつ。後輪駆動のエントリーモデルと、全輪駆動のGTHです。

 後輪駆動のエントリーモデルでは、最高出力300馬力のモーターを搭載。0-100km/h加速は6.5秒で最高時速は200km/hです。

 全輪駆動のGTHでは、最高出力550馬力のモーターを搭載。0-100km/h加速は4.3秒で最高時速は249km/hです。

 最大航続距離は両グレードとも800kmとしています。

※ ※ ※

 HUVは現在公式サイトにて、1000ユーロ(約14万6000円)で予約注文を受け付けています。

 実際の販売価格は、6万5000ユーロ(約953万)から9万5000ユーロ(1393万)と公表されており、2025年の第4四半期から販売される予定です。

 このクルマの実売に期待がかかります。

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