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「冬はバッテリーが上がりやすい」なぜ? 秋のうちから備えたい愛車の確認ポイントとは

くるまのニュース / 2022年11月6日 10時10分

もうすぐ冬。そこで、愛車のトラブル防止のために秋のうちから気にしておきたい確認ポイントを紹介します。

■冬はクルマのトラブルに注意したい時期

 毎年、ゴールデンウィークやお盆、年末年始になるとロードサービスの救援要請が急増することがJAFの公式ページで報告されています。

 そのうち、年末年始におけるロードサービス出動理由でもっとも多いのが過放電バッテリーのトラブルで、その次がタイヤのパンク・バースト・エアー圧不足によるトラブルです。

 高速道路の場合でも、タイヤのパンク・バースト・エアー圧不足によるトラブルが上位を占めています。これらのトラブルから、ドライバーによるうっかりミスやメンテナンス不足といった人的要因が多いことがわかります。

 そこで、冬季に発生しやすい自動車トラブルの原因や対処法を解説していきます。

 バッテリーは暑さや寒さなどの環境変化に弱いもので、とくに冬季はバッテリーのトラブルが発生しやすい時期になります。

 バッテリー上がりの原因は、「過放電」と「破損・劣化」のふたつです。ライト類や室内灯の消し忘れ、降車時の半ドアによる室内灯の点灯は、過放電によるバッテリー上がりの原因でよくあるケースなので注意しましょう。

 また、バッテリーはエンジン停止時も少しずつ放電しています。そのため、何ヶ月もクルマのエンジンをかけないでいたら、バッテリーが上がってしまっていたということもよくあります。

 あまりクルマに乗らない方でも、バッテリーあがりを防ぐために定期的にクルマのエンジンをかけて、動かしてやることは忘れないようにしてください。

 バッテリーには寿命があり、一般的に2年から3年と言われています。ただ、夏場にエアコンを過剰に使うなど、バッテリーの使用状況によっては交換時期が早まる可能性がありますので、破損や劣化がないか月に1回は点検するのが望ましいです。

 点検項目としては

・バッテリーの液量を確認(本体横についているUPPER LEVEL(最高液面線)とLOWER LEVEL(最低液面線)の間で足りているか)

・端子の腐食、金具の緩みを確認(バッテリー上部にある+と-端子の腐食や金具に緩みはないか)

・キャップの確認(キャップに緩みはないか、キャップの周囲や通気口に白い腐食物やゴミなどが付着してふさいでないか)

 といった項目があるので、日頃から確認しておきましょう。

 ほかにもバッテリー本体の外観に割れやヒビ、ふくらみなどの異常に気付いたり、性能低下を疑わせる症状が発生した場合は、早期に整備工場やガソリンスタンドなどで点検を受けましょう。

■高速道路ではタイヤのトラブルが多い

 四輪タイヤについては、トラブルの原因が一般道路と高速道路では大きな違いがあります。高速道路ではバースト(破裂)が多く見られるのが特徴です。

 これは一般道路よりも、高速走行の連続によるタイヤへの負荷が大きいことが要因です。空気圧が低下しているとタイヤのたわみが大きくなり、連続したたわみによりタイヤが発熱し、最後にはバーストにつながります。

 この現象を「ウェーブ現象」と言いますが、バーストに至らなくても剥離を起こすなどの危険があります。

パンクしたタイヤパンクしたタイヤ

 なおタイヤのパンクにはこのような「バースト」と、ゆっくりとタイヤが抜けていく「スローパンクチャー」というものがあります。タイヤは問題がなくても、内部の空気は自然に抜けていきます。

 スローパンクチャーによる空気圧低下や空気圧不足もバーストの原因につながってしまうので、月に1回以上は空気圧の点検や、亀裂・損傷がないかをチェックしておきましょう。

 セルフスタンドにもタイヤ用の空気充填機が設置してあり、希望すればサービスで点検してもらえることがあります。空気圧の点検を、給油の際のついでにするとよいでしょう。

 適正な空気圧はクルマや装着しているタイヤのサイズごとに定められており、数値は取扱説明書や運転席のドアを開けたところ、あるいは運転席のハンドル近くなどに表示されているので、それに従った空気圧まで充填します。

 自分で空気圧点検をおこなう場合は、エアゲージで空気圧を測定します。エアゲージの使い方にはコツがあり、押し当てる角度に注意が必要です。正しく押し当てないとエアーが抜けてしまいます。

 忘れがちですが、スペアタイヤ(応急用タイヤ)についてもいざという時のために点検しておくようにしましょう。

 タイヤの空気圧を点検したら、タイヤの溝の深さも一緒に確認してください。溝の深さは法律で定められており、1.6mm未満のタイヤでは車検に通りません。

 タイヤサイドの部分にある「三角マーク」を基準としてタイヤの接地面を見てみると、その延長線上にある溝の底が少し高くなっている部分が存在します。これを「スリップサイン」と言い、このサインがタイヤの表面に現れたら、残りの溝の深さが1.6mmになったことを示しているので、交換のサインになります。

※ ※ ※

 安全なカーライフを送るためには、日頃からの点検整備が重要といえるでしょう。

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