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「正しい車線変更」できてない人多すぎ!? ウインカー「一瞬だけ」は違反に! 気をつけたいポイントは

くるまのニュース / 2022年11月4日 6時10分

クルマで街中を走っていると、急な車線変更やウインカーを出さずに車線変更をするなど、一部ユーザーによる危険な運転が見られることがあります。では改めて車線変更をする時はどういったポイントに気をつけると良いのでしょうか。

■正しい「車線変更」気をつけたいポイントは

 クルマで街を走っている際に、急な車線変更をしてきたりウインカーを出さずに車線変更をしてくるクルマがいて驚いた経験はないでしょうか。
 
 では、正しく車線変更するにはどのようなことに気をつければ良いのでしょうか。

「正しい車線変更」できてない人多い!? (画像はイメージ)「正しい車線変更」できてない人多い!? (画像はイメージ)

 車線変更について、SNSでは「ウインカー出さないで車線変更してくる人多い」「ノールックで車線変更危なすぎる!」など危険を感じるユーザーの声が多数見られます。

 公益財団法人交通事故総合分析センターが出した交通事故統計年報(平成30年版)の資料では、進路変更時の衝突事故は6765件と、数は多くないものの事故が多発していることが分かります。

 例えば複数の車線があり、車線ごとにそれぞれ別方向へ分岐する道路で、車線を間違えたことに気づき急に車線変更をおこなった結果、後続車両と接触するケースや、早めにウインカーを出さずに車線変更をしたことにより後続車両から追突されるケースなど、正しい方法で車線変更をしなかったことが原因で交通事故に発展するケースは多々あります。

 では正しい車線変更はどういうものなのでしょうか。改めておさらいしていきましょう。

 そもそも車線変更をおこなう際は、必ずウインカーを出して合図をしなければいけません。

 ウインカーは正式名称「方向指示器」と名付けられており、進路変更や右左折の際に方向を周囲に示すための装置で、合図を送ることで、接触や事故など危険なケースを避けることができるといえます。

 ウインカーの合図方法については、法令で定められており、例えば道路交通法第53条第1項では、進路を変えるときは、進路変更を終えるまで合図を継続しなければならないと決められています。

 このため車線変更が終わるまではウインカーを出し続ける必要があり、ウインカーの点灯が一瞬だけでは厳密には「合図不履行違反」に該当します。

 また、車線変更をおこなう際には車線変更をする3秒前にウインカーで合図をしなければいけません。これは道路交通法施行令第21条第1項に定められています。

「3秒間」という数字は知っている人も多いと思いますが、意外にもこの行為ができていないドライバーは多く見受けられます。

 この3秒間は、周りのクルマに車線変更をしたいという意思を伝えたり、自分が車線変更をするにあたって周囲をよく確認するために必要な時間であることを意識することが大切です。

 また車線変更後は、ウインカーの合図を止めることを忘れないようにしましょう。

 ウインカーのつけっぱなしは周囲のクルマを混乱させてしまう可能性もあるため、合図を必要とする行為が終わったときはその合図を止めること、また、合図を必要とする行為をしないのであれば合図を出さないことが、道路交通法第53条第4項にて定められています。

 仮にウインカーをつけっぱなしのままにしていた場合、「合図制限違反」という交通違反に該当し、違反点数1点、普通車で反則金6000円が科される場合があるため、注意が必要です。

 このように、車線変更時のウインカーの付け方だけでも、細かいルールが決められています。

 過去に教習所などで習った記憶がある人も多いとは思いますが、こうしたルールが守られていないクルマが散見されるため、改めて意識することが大切です。

※ ※ ※

 このほか、車線変更時に何より大切なのが「周囲の安全確認」をしっかりおこなうことです。

 安全確認を怠ると、車線変更の際に運転者の死角に入っていたバイクなどと接触してしまったり、車線変更に集中するあまり前方をよく見ておらず、前方の車両に追突してしまったりするなど事故が発生するおそれがあります。

 車線変更時の安全確認の方法としては、例えば埼玉県警察では運転席から見てクルマの「左斜め前、右斜め前、左斜め後方、右斜め後方」は死角ができる位置とされているため、サイドミラーによる確認だけでなく自分で目視することを心がけることが呼びかけられています。

 さらに、車線変更でハンドルを切る際には急に動かすのではなく、ゆっくり、じわりとハンドルを切ることを意識しましょう。

 ゆっくりハンドルを切ることによって、死角に入っていたクルマを見落としていた場合や、車線変更先のレーンの後続車両がスピードを上げて近づいてきた場合などでも、車両同士の接触を回避できる可能性が高まります。

 あくまで上記のポイントは方法のひとつですが、こうした正しい「車線変更」は、自分が思っているよりもできていないことがあります。

 クルマには死角があることをよく理解し、車線変更の際には周囲の安全確認を十分に行ったうえ、落ち着いてハンドルを切るようにしましょう。

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