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トヨタが納車時「スマートキー」半減!? 代わりのメカニカルキーじゃエンジン掛けられない? 真相は?

くるまのニュース / 2022年11月12日 17時10分

半導体不足で新車の納車遅れが発生している対策として、トヨタが納車時のスマートキーを1個にし、メカニカルキー1個とセットで渡す暫定措置をおこなうことになりました。

■メカニカルキーで何ができる?

 昨今の世界的な半導体不足によって新車の納車が遅れています。

 とくにトヨタはこの影響を大きく受けており、多くのモデルで生産が遅延。そして、この状況を改善するために異例ともいえる対策が取られ、通常の納車時に2個渡されるスマートキーの数を変更し、当面の間、スマートキー1個(電子キー+メカニカルキー)とメカニカルキー1個が渡されることになります。

 なお、これは少しでも早くユーザーに納車するための暫定的な対策となり、準備が整い次第、2個目のスマートキー(電子キー)が後日渡されるといいます。

 これについてSNSではさまざまな投稿が見受けられますが、多くの人が気になっているのは、「メカニカルキーでエンジンがかけられるのか?」という点です。

「プッシュスタートだとメカニカルキーだけでエンジンかけられたっけ?」「メカニカルキーのみでエンジンスタートってできるのかな? ドアはカギ穴あるけど」「最近のトヨタ車ってメカニカルキーじゃエンジンかけられないんだ。その状況で納車時にスマートキーが1個って不安だわぁ」などの投稿がありました。

 メカニカルキーとは、スマートキーが電池切れなどで使えなくなったときにカギ穴に挿し込んでドアの施錠・開錠ができる金属製のカギで、スマートキーに内蔵されているものです。

 SNSユーザーが懸念するように、メカニカルキーだけではエンジンがかけられないはずですが、これについてトヨタ広報部に聞いてみました。

「メカニカルキーだけでエンジンの始動はできません。今回の対策により、少しでも多くのお客さまのお手元に早くクルマをお届けすることができると思っております。

 このたび、ご不便をおかけいたしますお客さまには重ねて深くお詫び申し上げます」

 かつてのクルマは、カギ穴に挿し込んだメカニカルキーを回してエンジンをかけていましたが、現代のクルマは多くがプッシュスタート式となっており、電波でエンジン始動できるスマートキーが不可欠です。

 家族で1台のクルマを共有するときに、スマートキーを1個ずつ所有することもありますが、今回の対策のようにメカニカルキーだけではエンジンがかけられない点は注意が必要です。

 ほかのメーカーでスマートキーの数を変更するという対策をおこなう可能性があるかという点ついて、ホンダに聞いてみたところ「現時点でそのようは予定はない」といいます。

 ホンダも半導体不足によって納車が遅れているモデルがありますが、その対策として、2022年秋に発売予定だった新型SUV「ZR-V」の発売を延期して「ヴェゼル」などを優先的に生産するとしています。

※ ※ ※

 スマートキーの個数変更の対象となる車種は次のようです。

 トヨタブランドはクラウン、カムリ、プリウス、bZ4X、RAV4、ハリアー、C-HR、アルファード、ヴェルファイア、ノア、ヴォクシー、ランドクルーザー、ランドクルーザー プラド、グランエース。

 レクサスブランドではLS、ES、IS、LC(LCコンバーチブル含む)、RC F、LX、NX、UX、UX300eです。

 トヨタ車の一部とレクサス車はカードキーも付属しますが、これには変更はなく、メカニカルキーとスマートキーのセットが1個、メカニカルキーのみ1個、加えてカードキー1個の合計3つが納車時に渡されることになります。

 ちなみに、後日渡されるスマートキーにはメカニカルキーが入っておらず、先に渡されたメカニカルキーを収めることになるので、紛失しないようにきちんと保管しておきましょう。

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