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モデル末期の日産「セレナ」になぜ勝てない? ホンダ新型「ステップワゴン」はホントに販売好調? 真相は?

くるまのニュース / 2022年11月20日 11時50分

ホンダのミニバン「ステップワゴン」の新型モデルが2022年5月に発売されました。しかし登録台数ランキングを見るとモデル末期の日産「セレナ」のほうが上位にランクインしています。新型ステップワゴンの販売状況はどうなっているのでしょうか。

■新型ステップワゴンよりもセレナのほうが売れてる?

 2022年5月に通算6代目となるホンダ新型「ステップワゴン」が発売されました。

 先代(5代目)のデザインから一変、初代をオマージュしたシンプルかつクリーンなエクステリアデザインと、先代でも好評を博した2リッターe:HEV(ハイブリッド)モデルと1.5リッターVTECターボエンジンというラインナップは、発売前から高い評価を集めていました。

 しかし新型ステップワゴンの月間登録売台数ランキング(日本自動車販売協会連合会が発表)を見てみると、5月の登場以降、間もなく新型モデルが登場予定でモデル末期の日産「セレナ」に登録台数で上回った月は1度もありません。

 直近2022年10月の数字を見てみても、セレナが4446台に対してステップワゴンは3075台と1000台以上の差をつけられてしまっているのです。

 あれほど高評価だった新型ステップワゴンではありますが、この結果は一体どうしたというのでしょうか。

 ホンダの販売店スタッフによると、新型ステップワゴンの実際の受注は好調で、先代モデルよりも売れ行きは良いとのこと。

 ではなぜランキングでセレナに負けているのかというと、残念ながら受注に対して納車がまったく追い付いていないというのがその理由だといいます。

 前出の登録台数ランキングの数値はあくまでその月に登録された台数、つまりナンバープレートが付けられた台数を集計しており、いくら注文を受けていても、クルマが生産されず登録もされないと1台にカウントされないというものなのです。

 なお、現在ホンダのホームページではステップワゴンの納期は「半年以上」となっていますが、今回話を聞いた販売会社では、今注文するとおおよそ2023年5月から7月の納車予定とのこと(2022年11月初旬現在)。

 最近では街中でも見かける機会が増えてきた新型ステップワゴンですが、納車が完了したのは事前予約がスタートした2022年2月に注文したユーザーが大半で、5月の発表後に注文を入れたユーザーはまだ納車待ちの人がほとんどだといいます。

 ちなみに現段階でもっとも人気のグレードはエアロ仕様の「スパーダ」となっており、次いで上級仕様の「スパーダ プレミアムライン」、そして「エアー」という順番となっているとか。

 実際のところは、「エアー」の「フィヨルドミストパール」というボディカラーの組み合わせを指名買いでやってくる人が多くいるものの、装備差などを考えてスパーダを選ぶ人も少なくないそうです。

 前述の販売店スタッフいわく、「新型ステップワゴンは『スパーダとエアーでどっちが上級ということはない』ということで登場したのに、フタを開けてみると装備差があるというのは残念」というのが現場の意見のようです。

 とはいえ、クルマとしての評価や納車されたユーザーからの満足度は過去のモデルと比べても高いレベルにあるという新型ステップワゴン。

 今後生産体制が軌道にのって受注している分がスムーズに納車されるようになれば、販売台数ランキングの上位を賑わす可能性も大いにありそうです。

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