1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ

「時間外の駐車」は違反になる? 街中に点在する「9時-19時」の標識! パーキングメーターの時間枠超えて駐めたらどうなるのか

くるまのニュース / 2022年11月18日 11時10分

街中で見かけることのある「パーキングメーター」。基本的には「9ー19」という数字が一緒に表記されており、午前9時から午後7時まで駐車が可能です。ではその時間以外に利用することは出来るのでしょうか。

■パーキングメーターを時間外に使うと駐車違反になる?

 都市部などに存在するパーキングメーターは、道路上で短時間駐車することが可能です。
 
 そんなパーキングメーターには作動時間が定められていますが、ではその時間以外に利用することは出来るのでしょうか。

 道路上には「時間制限駐車区間」が設置されています。

 これは、道路状況や交通への影響や支障を考慮したうえで、駐車枠で指定した場所・方法に限り短時間駐車を認めるというものです。

 そして、その時間制限駐車区間内に設置されているのが、「パーキングメーター」です。

 このパーキングメーターは、時間制限駐車区間で定められている白線枠内のクルマを感知することによって、駐車時間を測定しています。

 パーキングメーターには、金額や時間、「未納」や「超過」などの表示のほかに、使用方法の説明や硬貨投入口や領収書発行ボタンなどが設置されています。

 時間制限駐車区間に駐車したあと、パーキングメーターが駐車を感知しますが、手数料を投入するまでの時間、未納表示が点灯し続けます。

 その後、入金が確認されると時間のカウントが開始され、経過時間が表示されるようになります。

 万が一利用時間を超過してしまった場合は、超過表示が点灯し続けるため、直ちにその場から離れないと違反となってしまいます。 

 全体の利用時間は、各パーキングメーターによっても異なりますが、パーキングメーターなどのある時間制限駐車区間に、青色背景に白く「P」と書かれた丸い標識が立てられています。

 このなかに、たとえば「9ー19」などと書かれている場合には、午前9時から午後7時まで駐車が可能な時間帯です。

 また、丸い標識の下にある四角いプレートは補助標識です。

 たとえば「日曜・休日を除く」とあれば日曜と休日は利用できず、パーキングメーターなどが作動していないことを意味しています。

 一方で、時間制限駐車区間には「パーキング・チケット発給設備」が設置されている場合があります。

 これは、チケットを発券することによって、パーキングメーターと同じように短時間の駐車が可能になります。

■パーキングメーターを時間外に使うと駐車違反になる?

 では、こうしたパーキングメーターなどの作動時間外にクルマを停めてもいいのでしょうか。

 首都圏の警察署の交通課担当者は、以下のように話します。

「当然ですが、パーキングメーターやパーキングチケットなどの作動時間外である場合は、基本的には駐車違反として取り締まりを受ける可能性があります。

 しかし、パーキングメーターとともに設置されている駐車禁止の標識や補助標識などをよく確認する必要があります。

 同じパーキングメーターであっても、駐車できる場所とできない場所があるため、利用する前にきちんと確認することを心がけましょう」

 前述の通り、駐車できる場所とできない場所があるため、青い標識と連結されている駐車禁止標識や道路標示を確認する必要があります。

 駐車禁止などの標識がある場合は、パーキングメーターなどの時間外に駐車禁止の規制がかかり駐車することはできません。

 では、たとえば前述のように利用可能時間が9時から19時までと定められている場合、その時間以外の夜から朝までクルマを停めても大丈夫なのでしょうか。

 駐車禁止の標識とともに設置されている、曜日や時間を示す補助標識が、パーキングメーターなどが作動していない時間と合致している場合、作動時間外は駐車違反になります。

 また、クルマの保管場所の確保などに関する法律、いわゆる車庫法に気をつけなくてはなりません。

 車庫法の第11条では、「何人も、道路上の場所を自動車の保管場所として使用してはならない」と定められています。具体的には、道路上の同じ場所に引き続き12時間以上、夜間の場合は8時間以上駐車する行為を禁止しています。

 つまり、道路上の同じ場所に長時間駐車すると、標識の内容にかかわらず、違反になる可能性もあるのです。

パーキングメーターでは時間表示の下には赤いランプで「超過」や「未納」が表示されるパーキングメーターでは時間表示の下には赤いランプで「超過」や「未納」が表示される

 また、パーキングメーターなどを間違った使い方をした場合、警察や駐車監視員により駐車違反に問われることがあります。

 たとえば、「数分だけだから」と制限時間を超えてしまったり、白線枠からはみ出して駐車したりといった行為は、駐車違反となります。

 1時間あたり300円が基本となるなど、一般的な駐車場と比べて安いパーキングメーターですが、設置されている場所により使用方法は異なります。

 より多くの人が公平に使えるようにするため制限がかけられているので、標識で時間帯などをよく確かめて利用するのが望ましいです。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください