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ホンダ最後の「NSX」生産終了 国産スポーツの名がまたしても消滅 最終号車が米国工場で完成

くるまのニュース / 2022年11月18日 7時40分

ホンダの高級ブランドアキュラは2022年11月17日、アメリカ・オハイオ州の工場においてスポーツクーペの「NSX タイプS」の最終号車が生産終了となったことを発表しました。

■13年ぶりの復活を果たした「NSX」 その名がふたたび伝説に

 ホンダの高級ブランドのアキュラは、2ドアスポーツクーペの「NSX タイプS」最終ロットの生産を終えたと2022年11月17日に発表しました。

 ホンダNSXは1990年9月13日に発表。北米ではホンダの高級車ブランドであるアキュラNSXとして展開。1992年登場の最上級モデルの「NSX-R」は、現在も続いているホンダのスポーツシリーズである「タイプR」シリーズの幕開けとなりました。

 2002年に惜しまれつつ初代NSXは生産終了。その後13年ぶりとなる2015年に2代目がアメリカ・デトロイトショーで登場、翌年の2016年より生産が開始されました。

 ミッドシップレイアウトは変えずに、パワートレインは3.5リッターV型6気筒ツインターボエンジンをボディの中央に搭載。

 加えて、フロントにモーターを組み合わせる四輪駆動となり、国産車として最高レベルとなるシステム最高出力581馬力・システム最大トルク646Nmを発揮しました。

 モデルライフ6年目となる2022年1月、NSXの生産終了がアナウンス。同時に、その最後を記念する限定車「NSX タイプS」の生産開始が発表されました。

 この限定車は、新色のマットカラーや空力・冷却性能を向上し、より精悍となったフロントフェイスを採用。

 搭載されるユニットもシステム最高出力610馬力・最大トルク667Nmとパワーアップが図られました。

 グローバルで350台限定となった限定車では、日本仕様として30台が割り当てられています。

 最後号車となるNSX タイプS 350号車はゴッサムグレーのマットのボディカラーをまとい、限定車で最後のロットナンバーであることを示す「350/350」のバッジが取付けられ、アメリカ・オハイオ州のパフォーマンス マニュファクチャリング センター(PMC)を後にしました。

 今後、NSXの生産にあたったメンバーは、NSXのボディカラーが設定されている2023年型のアキュラ「TLX」の限定車「タイプS PMC エディション」の生産に携わるといいます。

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