なぜトヨタ「ハイエース」がランボ顔に? センチュリーエンジン搭載で最高300キロ出る!? 驚愕の最強仕様が南アで登場! 作った理由は?
くるまのニュース / 2022年12月6日 14時10分
日本で商用バンの代名詞ともいえるトヨタ「ハイエース」を南アフリカに住む男性が「魔改造」したことが話題となっています。果たして、どのような経緯で制作されたのでしょうか。
■最高速度300kmキロ!?「魔改造」ハイエースはこうしてつくられた!
南アフリカに住む男性がトヨタ「ハイエース」を「魔改造」したことで話題となっています。
過激なエクステリアもさることながら、V12エンジンをミッドシップに搭載するなど、そのパフォーマンスにも注目が集まります。果たして、どのような経緯で制作されたのでしょうか。
日本のビジネスシーンを支え続けているトヨタ「ハイエース」は、その耐久性の高さや機能性の高さから、海外でも人気の高いモデルです。
一方、そんなハイエースをランボルギーニ「アヴェンタドール」のようなエクステリアにカスタムし、さらに「センチュリー」に搭載されているV12エンジンをツインターボ化して搭載するという「魔改造」をおこなうのは、世界広しといえどもそれほど多くはありません。
そんな「魔改造」ハイエースを製作したのは、南アフリカに住むジェームス・レデリンガイス氏です。
現地では「クォンタム」の名で販売されているハイエースは、南アフリカにおけるタクシーの定番車両です。なぜジェームス氏はハイエースを「魔改造」しようと考えたのでしょうか。
南アフリカでタクシー用ハイエースのレンタル事業をおこなっていたというジェームス氏は、もともと自社のマーケティングのために、カスタムハイエースの制作に取り掛かったといいます。
「私がこのハイエースを手に入れたのは2017年の3月のことです。
カスタムをおこなうことに決めたのは、自社のマーケティングが最大の目的でしたが、それだけでなく、なにかクリエイティブなものをつくりたいという思いも強くありました。
当初は、純正で搭載されていた2.7リッターエンジンをターボ化することからはじめています。
それ自体はすぐに終わったのですが、その後、日本のSADが販売していたアヴェンタドール風のボディキットを見て、それを手に入れることに決めました。
そうすると、エンジンもよりクレイジーなものを搭載しなければ気がすまないように感じたのです。
さまざまなエンジンを検討した結果、センチュリーのV12エンジンをミッドシップに搭載することにしました。
センチュリーのV12エンジンは、低回転から本当にトルクのあるエンジンです。
私はそこに2つのツインスクロールターボを搭載し、最高出力を600馬力、最大トルクを700Nmにまで引き上げています。
このターボは3500回転あたりから力を発揮します。ちなみに、純正のインジェクターでは、エンジン内への十分な燃料供給ができなかったため、ポルシェ『911(997型)』に搭載されているボッシュ製のものを装着しました。
トランスミッションはTCI製の3速のものを搭載し、アメリカのストリートレースで利用されるものなので、とてもユニークなものです。
サスペンションに関しては、さまざまなパターンを試した結果、車高調を備えた板バネに落ち着きました」
これまで、イタルジェット「ドラッグスター」やスマート「ロードスター」に「魔改造」を施してきたというジェームス氏ですが、ハイエースのカスタムにはとても苦労したといいます。
やっとの思いで完成したこのカスタムハイエースですが、実際のドライビングフィールはどのようなものなのでしょうか。
「路面の衝撃、そして騒音はほとんど感じません。ただ、マフラーが奏でるビートは非常に心地よいものです。
タクシーの仕事が終わると、私はこのハイエースを思う存分楽しむことができます。
それは本当に楽しい時間です。このクルマは、南アフリカはもちろん、世界でも唯一無二の存在だと私は思っています。
ちなみに、このハイエースは、2速で200km/hに達します。理論上は300km/hも可能だと思いますが、それをするにはかなりの度胸を必要とすることでしょう」
※ ※ ※
日本でも、「バニングカー」と呼ばれる、ハイエースをベースとした過激なカスタムカーが存在しますが、V12エンジンをミッドシップに搭載するケースは前代未聞です。
この「魔改造」ハイエースは、まさにジェームス氏の執念によって完成した1台といえそうです。
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