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日産「マーチ」「シーマ」も… 歴史あるモデルが終了! ホンダは4車種終売!? 2022年に生産終了したクルマとは?

くるまのニュース / 2022年12月30日 16時10分

2022年はミニバンやSUVをはじめ、多くの新型車や新グレードが登場しましたが、そんななか販売が終了したモデルも存在します。一体どのようなモデルが惜しくも生産終了したのでしょうか。

■惜しまれつつ終了となったクルマとは?

 新型車が登場する一方で、ひっそりと販売を終了する車両もまた存在します。

 もちろんフルモデルチェンジを果たして次世代モデルに進化するものもありますが、そのまま後継車種が登場することなく、その歴史に終止符を打つものも少なくありません。

 そこで今回は、2022年に生産を終了したモデルを振り返ってみましょう。

日産「マーチ」

 日産のコンパクトカーとして1982年に初代モデルが登場した「マーチ」は、2002年に同社が軽自動車を販売するまでは、ラインナップのボトムラインを担うクルマとしてその地位を不動のものとしてきました。

 欧州地域での評価も高く、1993年には日本車としては初めて欧州のカー・オブ・ザ・イヤーを受賞したことでも知られています。

 またモータースポーツへのエントリーモデルとしても知られ、初代からワンメイクレースがおこなわれてきたほか、最終型となった4代目にも「NISMOロードカー」がラインナップされていたことも特徴といえるでしょう。

 そんなマーチは、2022年夏で日本向けの生産を終了し、その歴史に一旦終止符を打つこととなりました。

 近いクラスの「ノート」が「e-POWER」を搭載して一躍人気車種となったことも影響しているようですが、欧州では「マイクラ(マーチの海外名)」が全面刷新して販売されており、今後日本で慣れ親しんだ名前が復活することはあるのかもしれません。

日産「フーガ/シーマ」

「セドリック/グロリア」の跡を継いで2004年に登場した「フーガ」と、バブル期には「シーマ現象」ともいわれるほどの爆発的ヒットを記録した「シーマ」。日産の高級セダンが2022年をもって終売となりました。

 もともとセドリック/グロリアの派生上級車種として誕生したシーマではありましたが、最終型となるY51型はフーガ/シーマの差別化がかなり小さくなり、そこまで詳しくない人が見たら同じ車種に見えてしまうほど。

 そこに型式こそ違うものの、車格の近い「スカイライン」も存在したことで、いよいよ混沌としてきた日産の大型セダンラインナップを整理する形でフーガとシーマがラインナップから落ち、スカイラインもハイブリッドモデルが消滅し、ターボ車のみが継続することになりました。

レクサス「CT」

 レクサスブランド初のハッチバック(SUVを除く)として2011年に登場した「CT」。パワートレインはトヨタ「プリウス」(3代目)と共通のものが搭載されていましたが、スポーツモードではシステムの駆動電圧を最大650Vまで昇圧して加速性能をアップさせる仕組みや専用のサスペンションの採用など差別化が図られていました。

 また内外装もレクサスブランドに相応しい仕立てとなっており、レクサスのエントリーモデルという立ち位置でレクサスオーナーのセカンドカーなどに選ばれることも少なくなく、密かなロングセラーモデルとなっていました。

 しかしついに2022年10月で生産を終了することとなり、最後の特別仕様車「Cherished Touring」を発表。

 レクサスが発表したプレスリリースでは、“これまでのご愛顧への感謝を込めた”特別仕様車という表現が使われており、長らく多くのユーザーに支持されてきたことを伺い知ることができました。

■ホンダは一気に4車種が終了

ホンダ「NSX」

 2005年に生産を終了してからおよそ11年後の2016年に登場した2代目「NSX」。エンジンをミッドシップにマウントしたスーパースポーツというキャラクターは不変でしたが、パワートレインは新たにハイブリッド化がなされ、駆動方式もAWDと着実に走行性能を向上させたモデルとして登場しました。

国内限定わずか30台が販売されたホンダ「NSX タイプS」国内限定わずか30台が販売されたホンダ「NSX タイプS」

 しかし2000万円を超える高額車であったことや、アメリカで生産されることからも分かるように、海外をメインターゲットとしていたこと、そして高回転型のNAエンジンを搭載していた初代とのイメージの乖離などもあり販売は苦戦。

 デビュー当初は年間1500台を生産、世界中で販売する目標を掲げていた2代目NSXですが、2021年7月までのグローバル累計販売台数は2500台ほどに留まります。

 そして2022年7月に350台限定(日本では30台)のタイプSをリリースして終売となってしまいました。

ホンダ「シャトル/CR-V/インサイト」

 NSX以外にも一気に3モデルのホンダ車が消滅してしまいました。

「シャトル」はすでに希少となった5ナンバーサイズのステーションワゴンで、その源流は1983年に登場した「シビック」の派生ワゴンのシビックシャトルでした。

 その後2011年には「フィット」の派生ワゴンとして「フィットシャトル」が登場し、2015年に実質的な後継車種としてシャトルがデビュー。ただ、すでに国産ステーションワゴンの市場は冷え切っており、シャトルの後継車種はいまのところ予定されていないようです。

「CR-V」は1995年に初代が登場し、トヨタ「RAV4」と人気を二分するほどの人気車種となりましたが、その後販売の軸足を北米市場へと移し、2016年に一旦日本での販売を終了。

 2018年から5代目モデルを再び日本で販売しましたが販売は伸び悩み、2022年に再び日本の販売が終了することになりました。なお、海外ではすでに新型の6代目が登場しています。

 そして「インサイト」は、初代が燃費を追求した3ドア、2代目がプリウスを意識した5ドアハッチバック、そして3代目はクーペスタイルの4ドアセダンと、世代によって姿を大きく変えたハイブリッド専売車です。

 現行型はデトロイトモーターショーで初披露され、北米市場を意識したモデルでしたが、日本国内ではそもそもセダン市場が冷え込んでいたため、販売は伸びず。2022年6月に登場した「シビックe:HEV」に後を託して姿を消すこととなりました。

ダイハツ「ウェイク」

 2014年に発売された「ウェイク」は、すでに人気を博していた軽スーパーハイトワゴンの「タント」をさらに上回る全高を持ち、軽最大の室内高を持ったモデルとして登場しました。

 デビュー当初のCMである「あんちゃん」シリーズも話題となったウェイクは、2015年にはトヨタへ「ピクシス メガ」として供給をスタートしたほか、2016年6月からはウェイクをベースとした派生車種となる軽商用バンの「ハイゼットキャディー」をリリースしています。

 思ったよりも販売は伸びなかったものの、一定数は売れていたようで隠れたロングセラーモデルとなったウェイクでしたが、2022年夏に生産を終了。直接的な後継車種はありませんが、10月にタントに追加設定された「タント ファンクロス」が近いキャラクターを持ったモデルといえそうです。

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