今年の汚れ「今年のうちに!」 年末の大掃除は「クルマも」!? 意外とできてない「内装」掃除のコツとは
くるまのニュース / 2022年12月29日 11時10分
愛車の外装はマメに洗車しても、意外と手つかずなのが内装ですが、どこから手を付けていいのかわからない人も多いといいます。今回はつい見逃しがちなクルマの内装の「大掃除」について紹介します。
■「内装」の掃除は必ず「洗車」前に! まずは細かい汚れから
新年をきれいに迎えるため、お部屋の大掃除とともに愛車も洗車する人は多いものですが、一方で見逃しがちなのが「内装」の汚れです。
タッチパネルのナビ画面やシートのすき間、フロアのカーペットなど汚れはあちこちに! 今回はそんな内装の「大掃除大作戦」を伝授します。
年末と言えば大掃除が定番の行事。となると一年間共にした愛車もキレイにしてあげたくなるのがクルマ好きというものではないでしょうか。
洗車というと真っ先にボディを洗いたくなるところですが、ガッツリ洗車をするのであれば、まず室内から手を付けたいもの。
というのも、車外を洗車したあとだと地面も濡れてしまいますし、靴も濡れてしまうため、そこから車内の作業に入ると、その濡れた靴が内装を汚してしまう可能性があるからなのです。
そこで車内の清掃ですが、最初に手を付けたいのは細かいところの汚れを掻きだすことです。
エアコンの吹き出し口やパネルの合わせ目など、ホコリが溜まりやすい部分を中心にブラシなどでサッサッとはくだけでもだいぶ印象が変わってきます。
ベストは「ディテーリングブラシ」と呼ばれる専用のものですが、なければ筆や使い古した歯ブラシなどを流用するのもいいでしょう。
ただしあまり硬い材質のものだと内装にキズが付く恐れがあるので注意が必要です。車内のプラスチック素材は思いのほかキズがつきやすい傾向があります。
エアコンの吹き出し口などは、ブラシではくだけでは落ちないホコリもあるので、そういった場合は綿棒などで地道に作業するとさらに仕上がりが良くなることでしょう。
■細かな汚れを落としたら「掃除機」をかけよう
続いておこなうのは掃除機掛けです。
コイン洗車場などにいけば備え付け掃除機があるところがほとんどですので、さきほど払い落したホコリが溜まった足元はもちろん、シートの隙間やラゲッジスペースなども入念におこないたいところ。
シートは常に触れる部分だけに、座面のすき間やシート下などの細かな部分の掃除機がけや拭き掃除などの手入れが重要です[画像はイメージです]
もちろんフロアカーペットは一旦車外へ出し、マットの下などの清掃も忘れずに。
フロアマットの汚れが激しい場合は水洗いすることをオススメしますが、この時期は気温が低くなかなか乾きにくいという難点があります。
しっかり乾燥していない状態で車内に戻すと、カビや異臭の原因にもなりかねません。
乾かせる環境がない場合は「無理をしない」のも選択肢のひとつとなります。
自宅などで自由に作業ができる環境であれば、シートをごっそり外してしまうのがベストですが、最近の車両はシートヒーターやエアバッグなどが備わっていることも多く、配線類も増えています。
クルマの構造に詳しくない人は無理をせず、シートを前後に動かしながら、シート下やシート脇などを清掃するようにしましょう。
またシートも縫い目や背もたれの奥など、汚れが溜まりやすい部分が存在するので、その辺りも片手でシート生地を伸ばしながら、隙間のホコリなども吸い取りたいところです。
■仕上げは拭き上げ! 窓掃除は最後に
掃除機が終わったら次は内装の拭き上げです。
内装用の洗剤があればベストですが、水拭きをするだけでもかなりスッキリとした印象を得ることができるはず。
仕上げは窓ガラスの内側を磨こう! タバコを吸わない人のクルマでも思いのほか汚れがたまっていることに気づくかもしれません[画像はイメージです]
特にステアリングやシフトノブ、ドアハンドルなど、人が触れることが多い場所は汚れが残っていることが多いので、入念に。
もちろんカップホルダーや小物入れの隅なども意外と汚れているので、前述のディテーリングブラシを併用しながら清掃しておきましょう。
なお、メーターパネルについてはかなりキズが付きやすい素材となっていることが多いので、汚れがあってもゴシゴシ擦るようなことはせず、柔らかいウエスで優しく拭くことを心掛けてください。
いよいよ最後の仕上げで行うのは内窓の清掃です。
汚れていないように見えても意外に汚れているのが内窓です。
例え禁煙車であっても、どこからか進入した砂ぼこりなどでうっすら汚れていることが多いもの。
こちらも窓用のクリーナーなどを使用するのがオススメですが、意外に効果が高いのが薬局などで購入することができる「精製水」です。
不純物が含まれていない精製水を使うと拭き筋が残りにくく、金額が安いこともあって重宝するのです。
ただし汚れが残っていると、いくら精製水を使っても拭き筋が残ることがあるので、できれば一旦拭き上げたあと、綺麗なウエスで乾拭きをすると、より仕上がりがクリアになります。
またサイドウインドウなどは、ドアサッシの中に入っている部分に汚れが残っていることも多いので、一旦ウインドウを軽く下げて、隠れた部分も拭くとカンペキといえるでしょう。
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