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突然起こる「車の立ち往生」 車に積んでおくべき「備え」は 待機時は「一酸化炭素中毒」に要注意!

くるまのニュース / 2022年12月21日 7時10分

大雪の影響で新潟県内では大規模なクルマの立ち往生が発生しています。ではいざという時にどういった備えをしておくのが良いのでしょうか。

■いざという時のために! クルマに積んでおくべき「備え」は

 大雪の影響で、新潟県内などで2022年12月19日からクルマの立ち往生が発生しています。
 
 一部では大雪による倒木の影響もあり停電をしているところもあるといいます。
 
 クルマの立ち往生は、このように予期せぬタイミングで発生してしまいますが、ではいざという時のためにどのような備えをしておくと良いのでしょうか。

 クルマの立ち往生といえば、2020年12月に新潟県内の関越道で大型車が動けなくなったことがきっかけに発生した、大規模なものが思い浮かぶ人もいるかもしれません。

 この時は、最長52時間と長時間にわたる立ち往生が発生しました。

 クルマの立ち往生は予期せぬタイミングで発生するため、とくに雪国に住むクルマユーザーは自分ごととして事前の備えが必要です。ではどんな備えをしておくと良いのでしょうか。

 雪道運転をする前には「タイヤチェーン」の装着はもちろんですが、このほか雪かきをするための「スノーブラシ」や、スタックした時のための「スコップ」、さらに「滑り止め用の砂」「軍手・ゴム手袋」「長靴」「防寒着」「毛布」「使い捨てカイロ」「解氷剤」などを積んでおくことが推奨されています。

 このほか、日常的に備えておくと良いものについて、「けん引ロープ」「ブースターケーブル」「懐中電灯」「ウェットティッシュ」などがあると安心です。

 また、立ち往生が長時間にわたるケースも想定し、1日から2日分の食料や飲料水、また携帯トイレなどを積んでおくことも大切です。

※ ※ ※

 また、国土交通省北陸雪害対策技術センターでは、冬の道路情報公式サイト「おしえて!雪ナビ」を開設しており、全国の雪道情報や雪道対策などについて解説しています。

 スタックして動けない場合は、小刻みに前進バックを繰り返し雪を踏み固めながら発進するほか、クルマを押してみる、チェーンや布など物を挟む、砂をまくなどの措置を取るようにするようにしましょう。

 バッテリー上がりが原因で動けないときは、ブースターケーブルを使って再始動することが推奨されています。

 ただし、自身でやるとつなぎ方を間違えて故障する可能性もあることから、ロードサービスを呼ぶのが安心といえます。

 このように、さまざまな手段を使って自力で脱出を試みたものの、どうにも動けないとなった場合は、以下3つのポイントを押さえておきましょう。

 まず、クルマから離れないことが大切です。

 吹雪のなかで自分の位置を見失う可能性や、車道では後続車が走行してくる場合もあるため、避難できる場所や救助を求められる人が確実に確認できるとき以外は不用意にクルマから離れないようにしましょう。

 次に、救援を求める時はハザードランプを点灯させ、合わせて赤い三角マークの停止表示板や旗を掲げて停止していることが他車に分かるように示すことが大切です。

 こうした時に備えて、停止表示板はクルマに常備しておくのが良いといえます。

 警察やロードサービスに電話で救助を求めるときは、道路脇に書かれている地点標(キロポスト)を確認しつつ、できるだけ自分の位置を正確に伝えるようにしましょう。

 そして救助を待つ間は、毛布がある場合は羽織る、防寒着を着るなど防寒対策をしましょう。

 車内の暖房は燃料切れやバッテリーあがりを起こす可能性もあるため、十分な注意が必要です。

 また、排気口が雪に埋まることで車内に排ガスが逆流し、一酸化炭素中毒になるおそれがあります。

 このためマフラー付近が埋まらないよう定期的に除雪しつつ、窓を開けて換気することも大切です。

 冬の道路上での立ち往生は、心身がつらいだけでなく、ときに命にもかかわります。いつ起こるかわからないため、今から十分な備えをすることが必要です。

 また大雪予想時は不要不急の外出を控えることを呼びかけています。

 その上で出かける用事がある時は、場所によって通行止めや広域迂回をしていることもあることから、国土交通省の各地方整備局・国道事務所や高速道路会社などが発信する道路情報や道路ライブカメラなどを随時チェックすることが大切といえます。

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