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変幻自在ボディ!? 米軍採用予定の新型「軽戦術車両」がスゴすぎる! 米「カヌー」がLTVを軍に提供

くるまのニュース / 2022年12月26日 6時10分

米新興EVメーカー「カヌー」は、自社が開発する新しい軽戦術車両(LTV)を分析とデモンストレーションのために米国陸軍に引き渡したと発表しました。

■ピックアップトラックが貨物車両に大変身! 軽戦術車両は「何でも屋」

 米新興EVメーカー「カヌー」が米陸軍から注文を受注したことが2022年7月に一部海外メディアで話題になりましたが、今月12月1日にカヌーの公式サイトは分析とデモンストレーションのための新しい軽戦術車両(LTV)を米陸軍に提供したと発表しました。

 カヌーは2018年に設立されたアメリカの新興EVメーカー。同社の従業員には技術系および自動車系の大手企業から集まった400人以上の人材が集結しており、その先駆的な技術やユニークなアイディアによって「従来の概念にとらわれない顧客第一主義の革新的なEVを開発する」と標榜しています。

 今回同社から米陸軍に引き渡された軽戦術車両は、これまで同社が販売していた民生用車両「ライフスタイルビークル」や「ピックアップトラック」と同様の丸みを帯びた近未来的なシルエットのボディ形状が特徴的です。

 しかし軽戦術車両では、カヌー独自のアタッチメントシステムを採用しており車体の構造を変更することが可能で、「ピックアップトラック」から「コンバーチブル」「貨物車両」など、用途に合わせたモジュールを使用すれば車体形状を自在に交換できます。

 この機能により一つの車両で多くのバリエーションに使い分けることが可能となるため、低いコストでの運用が可能となる点がカヌーの軽戦術車両の魅力の一つです。

 また、このモデルはステルス構成を備えているほか、強度を高めるため炭素繊維を使用した部品が採用されているなど、民生用のモデル以上に安全性と耐久性を高めています。

 カヌーの軽戦術車両は最大600馬力もの出力を発揮し、駆動方式は全輪駆動です。オフロードでの走破性を高めるため、車高調整の可能なエアサスペンションや32インチの大型オフロードタイヤも装備しており、極端かつ険しい条件下でも立ち往生せず走破することが可能です。

※ ※ ※

 カヌーは米陸軍のみならず、米大手スーパーマーケット「ウォルマート」ともデリバリー用車両における販売契約を締結しており、またNASAで宇宙飛行士をロケット発射場に運ぶための輸送車両にも採用されるなど、さまざまな機関で評価されている勢いのあるEVメーカーです。

 この調子で各業界での採用が続くなら、そう遠くない将来にも日本で走行する姿を見ることができるかもしれません。

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