なぜ「赤い横一文字」に光る? トヨタ新型「プリウス」の謎ライトが色々凄かった! 眩し過ぎない個性的な装備とは
くるまのニュース / 2022年12月28日 18時10分
世界中でそのデザインが評価されているトヨタ新型プリウス。さまざまなライトが採用されているなかで、光るだけではない装備も存在するようです。
■デザイン性も高評価
2022年12月24日から先行受注が開始されたトヨタ新型「プリウス」。同年7月のワールドプレミアからそのデザイン性の高さが評価されています。
そんな新型プリウスではライトの使い方も工夫されていますが、光るだけではない特徴を持ったものもあるといいます。
トヨタ新型プリウスには今流行りの横一文字リアコンビネーションランプが採用された!
新型プリウスは、「Hybrid Reborn」のアイコンとして、よりワクワクするエモーショナルなデザインへと進化しました。
とくに「感性に響く」というスタイリッシュなエクステリアデザインでは、プリウス独自のアイコンである「モノフォルムシルエット」を継承。
さらに第2世代TNGAプラットフォームによる低重心化や19インチ大径タイヤを採用することで、スタイリッシュなプロポーションへ生まれ変わりました。
新型プリウスのライトといえば、第一印象としてフロントフェイスのヘッドランプが特徴です。
ハンマーヘッドをモチーフとした機能性とデザイン性を高次元で両立したフロントフェイスには、薄型のヘッドランプが採用され、強調されたコの字型デザインのデイタイムランニングランプとターンランプは機能を兼ね備えることで点灯時の先進性を表現しました。
さらに、上級グレードはフロントバンパー左右に薄型のフォグランプが装備され、存在感のある印象を与えています。
またリアヤデザインでは、薄型一文字のリアコンビネーションランプが特徴的ですが、そのほかにもトランク後端にハイマウントランプ、バンパー左右後端にバックランプを配置。
さらにE-Four(4WD)では、バンパー中央部にリアフォグランプを採用。後続車に対して存在を主張しています。
一方でインテリアにも特徴的なライトが備わりました。
新型プリウスのインテリアデザインは「アイランドアーキテクチャー」というコンセプトにより、圧迫感のない広々とした空間と運転に集中しやすいコックピットを両立しています。
黒を基調した室内全体に、インストルメントパネルとシートステッチの加飾をコーディネーション。スポーティでありながら新しい上質感を付与しました。
そうしたインテリアですが、新型プリウスではインストルメントパネルにトヨタ初採用の「イルミネーション通知システム」を設定しています。
これはアンビエントライト(間接照明)として室内を彩るだけでなく、トヨタの予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」と連動する新機能をデザインに取り入れ、水平基調のインストルメントパネル左右をつなぐ1本の線のようにこのライトが配置されています。
実際には、先行車発進時や対象物の検知時などアラームが鳴る前にイルミネーションの点滅でドライバーに注意喚起するものです。
従来の先行車発進を知らせる機能ではメーター表示に加えて警告音が鳴りますが、人によっては発進するタイミングで鳴らされることもあり、「警告が早すぎる」という不満を持つ人もいるようです。
今回の「イルミネーション通知システム」では、最初にライトが点灯して知らせることで、警告音に対する不快感を軽減することができるといえます。
このライト機能について担当者は次のように話しています。
「光による『お知らせ』が運転の妨げになっても困ります。しかし、昼間でも気づくほど明るく、夜は眩しさを感じさせない、そして点滅しても煩わしさを感じさせないという、絶妙な部分を探し出すのに苦労しました」
※ ※ ※
実際に運転席に座っても煩わしさは感じないものの、赤く光っているという存在感を覚えるほか、運転時でも気になることはありません。
新型プリウスでは、安全面においてもこれまでの音と表示だけでなく、感性に響く方法でドライバーに安心なドライブをサポートしているようです。
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