スバル新型「インプレッサ」日本初披露! 海外では4000万円超え「初代」を発見! 根強い人気誇る要因とは
くるまのニュース / 2023年1月17日 19時10分
水平対向エンジンによる独特のフィーリングが特徴のスバル「インプレッサ」は、スポーティかつリーズナブルなモデルであることから、若いユーザーにも人気の高い1台です。一方、ヨーロッパではあるインプレッサが約4156万円という超高値で販売されています。いったい、どのような個体なのでしょうか。
■4000万円オーバーのインプレッサを発見!?
スバルは東京オートサロン2023にて、新型「インプレッサ(日本仕様車・プロトタイプ)」をお披露目しました。
根強い人気を誇るインプレッサですが、海外では歴代モデルも人気だといいます。
インプレッサは、クラスを超えた高い安全性能と動的質感を兼ね備えた同社のスタンダードモデルです。
6代目となった新型インプレッサは、日本市場における名称を「インプレッサSPORT」から「インプレッサ」と名称が変更されました。
また歴代モデルはスポーティかつカジュアルなデザイン、優れた運動性能、安心できる先進安全装備といった特徴を持っており、根強いファンを抱えるモデルとして知られています。
とくに、水平対向エンジンを搭載していることによるスポーティな走りは、インプレッサ最大の特徴のひとつであり、その点だけでもインプレッサを選ぶ理由になるといわれるほどです。
また、現行モデル(2022年12月に生産終了)の新車価格は200万2000円からとなっており、リーズナブルなモデルであることも特徴です。
さらに、過去のモデルであれば、100万円を切る価格で中古車市場に多く流通しているため、若いユーザーが手軽にクルマを楽しむのにも適した1台となっています。
そんなインプレッサですが、英国東部のノリッジにある中古車販売店では、1998年式の初代インプレッサが26万ポンド(約4156万円)という超高額で販売されています。いったい、どのような個体なのでしょうか。
実はこの個体は「22B STi Version」という、限定車をがベースにリビルドされたものとなっています。
「22B STi Version」は、1997年にスバルが世界ラリー選手権(WRC)で3連覇を達成したのを記念し、参戦車両であった「インプレッサWRC’97」を公道走行可能なロードカーとして再現したモデルです。
WRCマシンさながらのルックスであることはもちろん、専用の水平対向エンジン「EJ22改」が搭載されるなど、そのパフォーマンスも通常のインプレッサからは大きく向上されていました。
この「22B STi Version」は、500万円というインプレッサとしては破格の値段であったにもかかわらず、限定台数400台がまたたく間に完売したといわれています。
■その正体は、有名レーシングコンストラクターによって再構築された個体
発売からおよそ25年が経過した「22B STi Version」は、その希少性もあいまって3000万円オーバーで販売されていることもめずらしくありません。
一方、そうした現状を考慮したうえでも、今回発見された個体はさらに高価であることがわかります。
その理由は、この個体が「ロジャー・クラーク・モータースポーツ」という英国の有名レーシングコンストラクターによって、完全にリビルドされたものであることにあります。
英国初のWRC王者として知られるロジャー・クラーク氏によって創設されたロジャー・クラーク・モータースポーツは、インプレッサをはじめとするスバル車のチューニングもおこなっています。
今回の個体は、1999年に英国に正規輸入された後、英国内で保管されていたようです。
その後、2018年にロジャー・クラーク・モータースポーツによって、10万ポンド(約1600万円)もの費用を掛けて細部まで再構築されたといいます。
海外で初代限定モデル「22B STi Version」が4000万円超え! どんな個体なのか?(画像:Appreciating Classics)
また、エクステリアのペイントはWRCカーのペイントを多く手掛ける「SGM」によってなされています。
こうした数々の手が加わった結果、7万マイル(約11万2000km)近い走行距離を持ったこの個体は、まさに新品同様といったコンディションとなっています。
※ ※ ※
2022年6月には「22B STi Version」を現代の技術で再構築した「P25」が、同じく英国の有名レーシングコンストラクターである「プロドライブ」によって発表されました。
25台限定で販売されたP25は、46万ポンド(約7355万円)という価格となっています。
いずれも、「22B STi Version」という限定車両がベースとなっているとはいえ、これほどまでに高額な価格が与えられる背景には、やはりインプレッサの根強い人気があることは間違いないようです。
過去のモデルを現代の技術で再構築することは「レストモッド」と呼ばれ、現在愛好家の間ではひとつのトレンドになっています。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
軽から上級車へ移行したSUBARU インプレッサは難産の末に誕生した 90年代には個性派モデルが続々
まいどなニュース / 2024年7月30日 19時15分
-
スバル「新型SUV」発表! “走行性能”高める「ボディ」が超カッコイイ! 水平対向エンジン搭載の「フォレスター」中国に登場
くるまのニュース / 2024年7月30日 10時10分
-
【解説】スバル「レヴォーグ」ってどんなクルマ? サイズやエクステリア&インテリアの特徴は? グレード・価格はどうなっている?
くるまのニュース / 2024年7月12日 9時40分
-
ド迫力のスバル『WRX』公開! ワイドボディ&670馬力の「プロジェクト・ミッドナイト」とは
レスポンス / 2024年7月10日 20時0分
-
【解説】スバル「フォレスター」ってどんなクルマ?サイズやエクステリア&インテリアの特徴は? グレード・価格はどうなっている?
くるまのニュース / 2024年7月6日 16時10分
ランキング
-
1毎月の電気代を「コンビニ」で支払っていたら友人に「もったいない」と言われました。「クレジットカード」で支払うとお得になるのでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年7月29日 7時50分
-
2夏は「食中毒」に要注意 下痢が出たときに市販薬を服用してもOK? 症状&対処法を消化器病専門医に聞く
オトナンサー / 2024年7月30日 7時10分
-
3「何やその態度は!」スーパーの駐車場で怒鳴り合う老人…周囲もドン引きした“大ゲンカの原因”
日刊SPA! / 2024年7月30日 8時53分
-
4「再訪したい国」日本が世界首位 人気地域に人出集中する傾向
共同通信 / 2024年7月29日 16時51分
-
5日銀の利上げで今後の住宅ローン金利は上昇傾向へ、それでも「変動金利」が有利な理由
マイナビニュース / 2024年7月29日 6時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)