超ド迫力グリルの豪華SUV「紅旗・HS5」先行披露!? 初刷新で大胆エクステリアに! 近日中国で発表か
くるまのニュース / 2023年1月24日 17時10分
紅旗のミドルサイズSUV「HS5」が初のマイナーチェンジをおこなう動きがあるといいます。どのような進化があるのでしょうか。
■中国紅旗のミドルサイズSUV「HS5」が変わる?
数々の中国要人に愛されてきた歴史を持ち、2021年には日本での販売を開始したことでも話題となった中国の高級車ブランドが「紅旗」です。
なかでも、紅旗が展開するミドルサイズSUV「HS5」は日本でも販売されていますが、そのHS5が初めて外観の変更をともなうマイナーチェンジを予定していることがわかりました。
紅旗を手掛けるのは、1953年にときの毛沢東によって設立された中国最初の自動車会社「第一汽車」です。
第一汽車グループでは、最上級の自動車ブランドとしてトップに君臨しています。
1958年に一号車「紅旗 CA72」が完成して以来、中国国内の数々の要人に愛されてきました。
紅旗はさまざまな他社車種をベースとしたモデルを今までリリースしてきましたが、2010年代前半からは独自デザインのモデルを手掛けるようになります。
とくに、第一汽車が2017年に徐留平(じょ りゅうへい)董事長を新たなトップに迎えて以降は、彼の掲げる「新・高尚主義」に沿って大胆な構造改革が推し進められました。
今までの紅旗が手がけてこなかった電気自動車や燃料電池車、プラグインハイブリッド車などのパワートレインだけでなく、SUVやミニバンなどのボディタイプもリリースするようになったのは、間違いなく、この新たなトップが打ち出した戦略によるものです。
現在の紅旗は大きく分けて「Lシリーズ」と「Hシリーズ」の2つが存在します。
「 Lシリーズ」は最初のモデル「CA72」の流れを汲む、保守的で格調高いデザインを持つ商品群なのに対し、「Hシリーズ」は未来を見据えた現代的なデザインとなっています。
日本へ最初に上陸した紅旗は「H9」というモデルで、後者におけるフラッグシップの役割を担っています。
「Hシリーズ」ではH9以外に、前輪駆動のミドルサイズセダン「H5」、H5がベースのクーペスタイルセダン「H6」、純電動ラージSUV「E-HS9」、その一つ下に位置する「HS7」。
ミドルサイズSUV「HS5」、純電動コンパクトSUV「E-HS3」、そして大型ミニバン「HQ9」がラインナップを構成しています。
そのなかでも、HS5が初めてマイナーチェンジを迎えることがわかりました。
この情報が判明したのは中華人民共和国工業情報化部(通称:工信部)のサイトです。
工信部は日本でいうところの経済産業省や総務省の業務を扱う機関となり、中国では自動車メーカーが中国国内で製造する新型モデルを正式発表する前に、その情報を工信部に届け出る必要があります。
HS5は2019年に登場したミドルサイズSUVで、エクステリアデザインはイタルデザインが手がけているなどほかのモデルとは異なる雰囲気をまとっています。
ボディサイズは全長4760mm×全幅1907mm×全高1700mmとなっており、サイズ感はメルセデス・ベンツ「GLC」に近いものとなっています。
また、パワートレインは2リッター直列4気筒ターボエンジンにアイシン製6速ATを組み合わせています。
■マイナーチェンジした「HS5」は何が変わった?
今回明らかとなった新たなHS5が持つ最大の特徴は、そのエクステリアデザインにあります。
現在の紅旗は2020年に登場したH9が初めて採用した新デザインランゲージに沿って新車種が続々とリリースされています。
2019年に登場したHS5は一世代古いデザインとなっていましたが、今回のマイナーチェンジでは、H9と同様の「山奥を流れる滝」をイメージしたグリルや、その周りを囲む「龍の髭」から着想を得た装飾を採用することが写真からわかります。
また、テールライトもマイナーチェンジ前は左右独立していたのに対し、新たな姿では横一文字につながったデザインを採用することとなっています。
レクサス「NX」と同等のボディサイズとなるマイナーチェンジ前の紅旗ミドルSUV「HS5」
ボディサイズは全長4785mmとなっていますが、これはデザインの刷新によって全長が25 mm延長されたことを示します。
また、タイヤサイズは235/60R18と255/45R20の2つが併記されており、グレードによって異なるデザインのホイールを採用するものとなります。
サイズ自体は現行モデルと同様で、ホイールのデザインもマイナーチェンジに合わせて新たなデザインとなる見込みです。
これ以外にもパノラマルーフやフロントビューカメラ、駐車支援用クリアランスソナーなどがオプション装備として届出されています。
肝心のパワートレインですが、マイナーチェンジ前は「CA4GC20TD-32」であったのに対し、新モデルは「CA4GC20TD-35」を搭載すると記載されており、第一汽車のエンジン命名規則ではハイフン以降が細かなバリエーションを示すものとなっています。
「CA4GC20TD-35」では出力が248hpと記載されており、旧モデルよりも約27hp向上した形になります。
※ ※ ※
正式な発表時期は不明ですが、工信部に登場したということは間も無く登場することを意味します。
個人的には2023年4月に開催される上海モーターショーでお披露目されるのではないかと予想します。
また、現行のHS5は日本でも販売されているため、新たなHS5も同様に購入可能となるでしょう。
HS5は紅旗のラインナップで、ガソリンエンジンを搭載するもっとも小さなSUVです。
価格も18万3800元(邦貨換算:約352万8600円)からと、手の届きやすいのが特徴的です。
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