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「どうする!?」急な豪雪で「立ち往生」? 万が一の「車両滞留」に備えた事前の「積雪対策」とは

くるまのニュース / 2023年1月24日 15時30分

昔から積雪地にでは駐車時にワイパーを立てておくことが推奨されます。しかし、最近のクルマではワイパーを立てづらい仕様もありますが、現在のワイパー事情はどうなっているのでしょうか。

■「警報級の大雪」も!? ドライバーが準備すべきこととは

 国土交通省は2023年1月23日、気象庁などとともに大雪に関する緊急発表をおこないました。1月24日から26日にかけて冬型の気圧配置が強まり、地域によっては警報級の大雪となることが見込まれるためです。

 急な大雪や路面凍結による交通障害や、集中降雪による通行止めに遭遇することも想定されますが、そんな場面で万が一立ち往生した場合に備え、ドライバーは何を対策しておけば良いのでしょうか。

 国土交通省では、大雪に際し高速道路や国道において、通行止めをともなう集中除雪をおこなうとし、また山道など交通障害の発生が見込まれる場合には、並行道路も含め予防的に同時通行止めをおこなう場合もあるとしています。

 関係各省庁などがこうした豪雪対策を実施するなかでも、広範囲な迂回指示にともなう交通集中が発生することが想定されます。

 さらにスタッドレスタイヤだけでは立ち往生するケースも過去には多く見られ、そのため大規模な車両滞留がしばしば発生しています。

 大雪が想定されるときには不要不急の外出は控え、やむを得ない場合でも冬用タイヤに加えチェーンの携行は欠かさずおこなうことが重要です。

 それでも万が一こうした車両滞留に遭遇することを想定し、ドライバーは事前の対策をとることも重要といえます。

 JAF(日本自動車連盟) 広報課に、豪雪で身動きがとれなくなった場合の対策について聞いたところ、次のように説明します。

「マフラーの排気口が雪でふさがってしまうと、一酸化炭素中毒の危険がともなうので、定期的な雪かきをおこなってください。

 また急な積雪では、とくに風上(かざかみ)側のドアが開かなくなり、車外に出られない場合も想定されます。風下(かざしも)側のドアだけでも定期的に開閉させることが重要となります。

 長時間の車両滞留も想定されますので、飲みものや食料に加え、エンジンが止まった際の対策として暖かい衣類や毛布、さらに雪かき用のスコップや、手が冷たくなりにくいスノーグローブも常備しておくとよいでしょう」

 こうした万が一の立ち往生に備えたグッズも販売されていますが、カー用品販売店でも、積雪に備えた商品の売れ行きが伸びているといいます。

 全国チェーンの販売店を統括するオートバックスセブン 広報部では、次のように話します。

「スタッドレスタイヤだけでは脱出できない立ち往生の事例についてメディアで報じられたこともあって、ユーザーの危機意識も高まっています。

 そのためタイヤチェーンの売れ行きは例年にも増して好調で、なかでも着脱が容易な布製チェーンに関しては、2022年11月から12月にかけ前年比で約150%の実績となっています。

 また一酸化炭素中毒対策や、スタック時の脱出用に役立つグッズとして、雪かき用の車載スコップも売れています」

 降雪の有無に関わらず、万が一の事態にも対応できる備えをクルマに準備しておくことは、ドライバーがとるべきリスク対策として重要なことといえるでしょう。

※ ※ ※

 国道交通省 関東地方整備局では、1月24日から26日ころにかけての大雪にともなう交通障害が想定される長野県や関東北部において、とくに強い警戒と注意を呼び掛けています。

 そして同時に、関東平野部の地域についても気温がかなり低くなり、10年に1度程度の低温となると想定されていることも伝えています。

 普段積雪や凍結があまりみられない首都圏などでも、広範囲な交通障害が発生する可能性がありそうです。

 不要不急な外出は控え、やむを得ず運転する場合でも、最新の気象情報を確認しながら、冬用タイヤの装着やチェーンの携行は忘れずにおこなうようにしましょう。

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