トヨタ新型「プリウス」グレードで「黒ツヤ感」の違いあり！ 最上級モデルにのみ採用の「専用パネル」とは

トヨタの新型ハイブリッドカー「プリウス」の最上級グレードは、エクステリアの雰囲気が少し異なります。どのような違いがあるのでしょうか。

■新型「プリウス」最上級グレードは「ツヤ感」が決め手

　トヨタは2023年1月10日、ハイブリッドカーの新型「プリウス」を発売しました。
　
　最上級グレード「Z」とそのほかのグレードをくらべると、エクステリアの雰囲気が若干異なっています。

　プリウスは世界初の量産ハイブリッドカーとして1997年に登場しました。以来トヨタを代表する車種としてグローバルで展開されています。

　今回のフルモデルチェンジで5代目となった現行型は、「Hybrid Reborn」をコンセプトとし、「一目惚れするデザイン」と「とりこにさせる走り」を兼ね備えたクルマを目指して開発。

　これまでのプリウスは低燃費・環境性能の高さをメインにうたっていましたが、新型ではさらに内外装や動力性能のスポーティさも新たな魅力として加えたことが特徴です。

　シンプルでありながら抑揚のあるボディ造形は、長く愛されるための「感性に響くエモーション」と「普遍的な美しさ」を表現したといい、19インチの大径ホイールの採用や先代モデルよりも角度を寝かせたAピラーなど、全体的にクーペ風のシルエットをまとっています。

　エクステリアを見ると、じつは最上級グレード「Z」とそのほかのグレードでは少し雰囲気が異なっています。

　サブスクサービス「KINTO」専用グレードの「U」や、Zと同じ19インチホイールを履く中級グレード「G」では、フェンダーアーチモールや前後バンパーロアなどに、SUVなどによく見られるような無塗装樹脂のパネルが装備されています。

　対してZでは、これらのパーツが艶ありのブラック塗装のものが採用され、外装全体に光沢が生まれることで高級感が増しています。特にリアバンパーロアではブラックアウト部がバンパー半分ほどの高さを占めており、面積が大きくより違いがはっきりとしています。

　サイドのフェンダーアーチモールは、プリウスのワイドアンドローなスタイリングを強め、19インチホイールもより引き立った印象となっています。さらに、Bピラーガーニッシュも同様に艶ありとなっているため、この部分でも最上級グレードらしく他グレードとの差別化を図っています。

　なお、Z以外のグレードでは艶ありのパネルを選択することはできず、オプションでも用意されないため、外観上でZかそうでないかとグレードの判断ができるともいえます。

　とはいえエクステリアの差異はそのあたりの違いにすぎず、フルLEDのランプ類やエアスパッツ、リアスポイラーなどは全車装備されています。

　無塗装樹脂パネルの姿が好きという人や、購入後にエアロパーツなどでカスタマイズしたい人は、Zグレードの艶ありパネルにこだわる必要もないかもしれません。

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　なお、機能装備をみるとZグレードのみに用意されるオプションも存在するため、新型プリウスの購入を検討しているのであれば、このようなエクステリアの違いも含め、細かな差異に注目したほうがよさそうです。

　新型プリウスはハイブリッドモデルが先に発売されており、PHEVモデルは2023年3月頃の発売を予定しています。