オフロード性能スゴい！ トヨタSUVにスポーティグレード登場！ 新型「RAV4 GRスポーツ」スペインで発売

トヨタは「RAV4 GRスポーツ」をスペインで発売しました。スポーティグレードである「GRスポーツ」にはどのような特徴があるのでしょうか。

■デザインも走りもスポーティな「RAV4 GRスポーツ」

　トヨタのスペイン法人は2023年2月2日、「RAV4」のスポーティグレードとして「GRスポーツ」をラインナップに加えることを発表しました。
　
　新型RAV4 GRスポーツの大胆なフロントグリルは、「G」の文字をデザインしたメッシュで仕上げて立体感を演出したほか、大型で面取りされたフォグランプにも同じパターンを採用。バンパー下部はダークグレーメタリックとし、スポーティさを強調しています。

　リアは、ナンバープレートとウインドウの間にグロスブラックの縁取りを施して存在感のあるリアビューを実現。リアバンパーにもGの文字が入ったメッシュを装着しました。

　さらに、19インチのGRスポーツアルミホイールは軽量化と高剛性を追求したデザインとし、5ツインスポークは光沢のあるブラック仕上げとスポークの縁に細かい加工が施されました。

　インテリアはブラックを基調とし、走りに特化した雰囲気を演出。シートは、グリップ力が高く体を支えるスエード調の素材と合成皮革を組み合わせています。また、シートやハンドル、シフトレバーにシルバーグレーのステッチが施され、エレガントさを付与しました。

　加えて、ハンドルやエアコン吹き出し口、センターコンソールのシフトレバー周辺にダークグレーメタリックのアクセントを施し、洗練された室内空間を作り出しています。

　GRスポーツは、電動調整式フロントシートや、オフロード走行時に地形の状態を確認し、低速での操作を正確におこなうことができる床下透過機能付きパノラミックビューモニターなど、充実した仕様となっています。また、新開発のデジタルリバースカメラにより、高画質なリアルタイム映像を確認することができます。

　12.3インチのメーターはフルデジタルとし、シャープなグラフィックと、カジュアル、スマート、タフ、スポーティの4つのテーマでカスタマイズが可能。

　ディスプレイは3つのゾーンで構成されており、中央部には先進安全システムのインジケーターなど、使用頻度の高い情報、左右のディスプレイには、燃費やオーディオの選択などの情報が表示され、ドライバーが好みの情報をハイライト表示する機能も備えました。

　さらに、ダッシュボードの中央には10.5インチタッチスクリーンで操作する最新の「Toyota Smart Connectマルチメディアシステム」を設置。高精細グラフィックにより、光の当たり具合に左右されないシャープで鮮明な画像を映し出します。

　新型RAV4 GRスポーツは、デザインや装備だけでなく、サスペンションのチューニングにより走行フィーリングを向上させました。

　フロントとリアのスプリングを硬くし、俊敏性と応答性を向上。サスペンションは、フロントがマクファーソンストラット、リアがダブルウィッシュボーンで、いずれもスタビライザーバー付きの強固な構造となっています。

　エンジンは2.5リッターハイブリッド、駆動方式は電動四輪駆動システム（AWD-i）を標準装備。車両のハイブリッドシステムと後軸に追加した電気モーターの力が高効率にトルクを発生します。

　この方式により、システム最大出力は222馬力を発揮。エネルギー損失の低減や軽量化、さまざまな走行条件下での全輪駆動の最適化を実現します。

　また、RAV4 GRスポーツのAWD-iには、滑りやすい路面で最高のグリップとコントロールを実現する自動差動制御「トレイルモード」を現行RAV4で初めて採用しました。

　凹凸の激しい路面で車輪が浮いてしまっても、センターコンソールのボタンでトレイルモードを起動することにより、空転しているタイヤにブレーキをかけて地面に接しているタイヤにエンジントルクを振り分けて悪路から脱出することが可能になります。

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　スペインでの新型RAV4 GRスポーツ ハイブリッドの価格は5万600ユーロ、日本円で約709万円です。

　2024年にはプラグインハイブリッドシステム搭載車が投入される予定となっています。