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「2億円スーパーカー」が350万円で買える!? 見た目は「ヴェイロン」だが中身は20年落ち? 「どうしても欲しかった!」 熱き想いとは

くるまのニュース / 2023年2月9日 14時10分

2023年2月上旬現在、中古車市場では1台の個性的な個体が販売されています。見た目は少し変わったブガッティ「ヴェイロン」に見えますが、そのベース車とはどのようなものなのでしょうか。

■「どうしてもヴェイロンが欲しかったんです!」 驚きの20年落ちの個体とは

 中古車市場ではさまざまなクルマが販売されています。なかにはただの中古車ではなく、カスタム車やレプリカ車なども存在し、見たことがないクルマが販売されているケースもあります。

 今回発見されたのはフォルクスワーゲングループの傘下にあるブガッティにより販売されていた「ヴェイロン」のレプリカ車です。

 ブガッティ「ヴェイロン」は2005年にデビューしました。

 発売当時は世界最速の市販車として多くの注目を集め、特別仕様車の「16.4 スーパースポーツ」は2010年7月に最高速度時速431.072kmを記録し、ギネス世界記録にも認定されました。

 そんなヴェイロンの販売価格は約2億円と非常に高額で、日本にはわずか3台しか導入されていないと噂されています。

 速さ、金額、希少性の面から見ても2000年代を代表するスーパーカーの1台です。

 そうしたなかで大阪の中古車販売店はアウディ「TT」をベースとしたヴェイロンのレプリカを販売しています。

 2023年2月上旬時点で販売されている個体は、ブラック&ブルーのツートンカラーが印象なモデルです。

 スペックとしては、2002年式(2WD)の右ハンドル/6ATとなる1.8リッターガソリンエンジン車となっています。

 安全装備はパワステ/ABS/エアバッグ/横滑り防止装置などが備わり、快適装備にはキーレスやシートヒーターなどが挙げられています。

 約20年落ちの個体ですが、なぜヴェイロン風に仕立てられているのでしょうか。

 前述の販売店の担当者は製作経緯について以下のように話します。

「2004年にヴェイロンが2億円で発売されたとき、どうしても欲しいと思いました。

 しかし、2億円は持っていないので『自分の手で作るしかない』と思い、製作に至りました。

 また、ベース車両にTTを選んだ理由は、クルマのデザインが似ているということもあります。

 さらには、ブガッティもアウディも同じフォルクスワーゲングループ傘下のメーカーで、デザイナーも同じだったからです」

 そんなヴェイロンのレプリカですが、担当者はもっともこだわっているポイントについて次のように話しています。

「前のグリル部分ですね。もちろん部品はないので、すべて自製しました。

 大阪(販売店の所在地)ではヴェイロンが走っているのを見たことがなく、東京に行っても滅多に見られないので、写真を隣に置いてそれを見ながら造りました」

 TTベースのヴェイロンの製作に関して、この担当者の熱意と苦悩が伝わってきます。

 なお担当者はこのヴェイロンレプリカを200万円ほどかけて完成させたといいます。

 完成品をお客に見せたところ「みんなあっけに取られて開いた口が塞がらない感じでした」と話します。

 ちなみに、このヴェイロン風TTは道路交通法の基準をクリアしており、公道で走ることも可能です。

 担当者は「車検も受かっているので、一般道で走行することが可能です。ジムカーナのレースまで乗っていって、出場してその足で帰れます」と使用用途の一例を話します。

 ヴェイロン風TTは、現在も中古車サイトで出品されており、本物の2億円から98.25%オフの350万円という破格で販売されています。

※ ※ ※

 なお海外にはフェラーリやランボルギーニなどのスーパーカーを自作で再現するYouTuberが存在し、ブガッティ「シロン」をボディからシャシに至るまで自作で再現するなど、世界にも自作で作り上げるユーザーは存在するようです。

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