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トヨタ新型「プリウス」なぜ100万円以上の価格差がある? “ベースと最上級” それぞれ異なる仕様とは

くるまのニュース / 2023年2月7日 16時10分

トヨタ新型「プリウス」のグレードには4つのモデルがラインナップしていますが、廉価グレードと最上級グレードには100万円以上の差があります。どういった違いがあるのでしょうか。

■トヨタ新型「プリウス」100万円の価格差の違いとは

 トヨタは2023年1月10日に、新型「プリウス(ハイブリッドモデル)」を発売しました。

 ラインナップには4つのグレードが展開されていますが、廉価グレードと最上級グレードではどういった違いがあるのでしょうか。

 新型プリウスのグレードには、最上位グレード「Z」、標準グレード「G」、サブスクリプションサービス「KINTO」専用「U」グレード、法人向けベーシックグレード「X」の4タイプが展開されています。

 価格は275万円から392万円と、廉価グレードと最上級グレードには100万円以上の差がありますが、一体何が違うのでしょうか。

 まず最上級グレードのZは、ボディカラーにアッシュやマスタードなど計6色のなかから選ぶことができます。

 またほかのグレードとは異なり、内装色はブラックとレッドから選ぶことができ、レッドはよりスポーティさの感じられるデザインになっています。

 シートは、運転席8wayパワースポーティシート&合成皮革シート表皮で、運転席にはシートポジションメモリー(2メモリー付)、運転席オートスライドアウェイ、前後シートヒーター、前席シートベンチレーションなどが備わります。

 このほか、エクステリアではLEDアクセサリーランプやフロントロアグリル、リヤバンパーロアの加飾、インテリアではシフトノブにサテンメッキ加飾が備わるほか、スマートフォンをワイヤレスに充電できるワイヤレス充電器も備わります。

 パワートレインは2リッターハイブリッド車で、2WDとE-Fourから選択可能。燃費は2WD車で28.6km/Lです。

 ラゲージスペースは410Lで、スーツケースをふたつ収納してもゆとりのあるスペースが確保。

 安全性能については、衝突被害軽減ブレーキをはじめとする先進運転支援機能パッケージ「トヨタセーフティセンス」に加え、前後方静止物、後方接近車両、後方歩行者などのパーキングサポートブレーキやパノラミックビューモニターも標準装備です。

■「廉価グレード」装備の違いは?

 一方でビジネスグレードとして展開されているXグレードでは、シルバーとホワイトの2種類からボディカラーを選ぶことができます。
 
 ちなみに、シルバーカラーはXグレードのみ設定されています。

新型「プリウス」(写真はプロトタイプ)新型「プリウス」(写真はプロトタイプ)

 内装はブラックで統一され、インパネは各所にシルバー塗装が施されており、座席シートにはファブリックシート表皮が備わります。

 座席シート機能には、運転席6wayマニュアル(前後スライド・リクライニング・シート上下)&助手席4wayマニュアル(前後スライド・リクライニング)エントリーシートの機能が備わっていますが、Zグレードと比べるとかなりシンプルであることが分かります。

 パワートレインは1.8リッターエンジンが備わり、燃費はWLTCモードで32.6km/Lを実現しています(2WDの場合)。

こうしたパワートレインの違いも価格の差の要因のひとつといえるでしょう。

 安全機能では、ベーシックモデルでもトヨタセーフティセンスが標準装備されていますが、ブラインドスポットモニターや周辺車両接近時サポートなど一部はメーカーオプションに設定されています。

 このほか機能面では、充電用のUSB端子(Type-C)や、非常時に役立つアクセサリーコンセント(AC100V・1500W)がセンターコンソールとラゲージルームにひとつずつ備わります。

 荷室容量は422Lで、Zグレードと比べるとXグレードのほうが広いことが分かります。

※ ※ ※

 グレードをそれぞれ比較すると、Xに比べZはさまざまな機能が備わるほか、多くの選択肢があることが分かります。

 とはいえXでも安全機能など十分な基本装備が備わっているといえるでしょう。

 すでにハイブリッド車は発売され、3月にはPHEV車の発売も控えており、まだまだプリウスの話題は尽きないといえそうです。

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