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世界初公開された「5ドアジムニー」 日本でもウケる? 導入なら「3ドア需要」どうなるのか

くるまのニュース / 2023年2月16日 14時10分

インドで開催された「AUTO EXPO2023」においてスズキ「ジムニー5ドア」が発表されました。日本ではどのような反響があるのでしょうか。

■ジムニー5ドアは日本に受け入れられるのか?

 2023年の自動車界で最初の大きなトピックと言えば、1月中旬にインドで開催された「AUTO EXPO2023」において、スズキ「ジムニー5ドア」が発表されたことではないでしょうか。
 
 日本でも販売されている3ドアは、カスタム業界でも定番のモデルとなっているほどですが、果たして5ドアはどうなのでしょうか。

 2018年に現行ジムニーシリーズが登場してから1年経った頃から、ロングバリーション(5ドア)の追加が情報として流れ続けてきましたが、ようやくデビューしました。

 日本では、軽自動車規格のジムニーとフェンダー拡大や1.5リッターエンジンを搭載した小型車規格のジムニーシエラが用意されています。

 ボディサイズ(日本仕様)は、ジムニーが全長3395mm×全幅1475mm×全高1725mmとなり、ジムニーシエラが全長3550mm×全幅1645mm×全高1730mm。

 ホイールベースは共通の2250mmで共に3ドアモデルのみの設定です。

 そして新たに発表されたジムニー5ドア(インド仕様)のボディサイズは、全長3985mm×全幅1645mm×全高1720mm、ホイールベースは2590mmとなります。

 パワートレインはジムニーシエラ同様の1.5リッター直列4気筒エンジンですが、わずかながら数値は向上しています。

 このような特徴を持つジムニー5ドアですが、日本ではどのような反響なのでしょうか。

 スズキ直営の販売店に聞いたところ、すでに多くのユーザーからの問い合わせが殺到しており、その対応に大忙しのようです。

 発売時期についての問い合わせは、スズキ系販売店に留まらないようです。

 ジムニーのチューニングを手がけるカスタムビルダーにも、多くの電話がかかってくるようです。

「インドでの発表直後から、弊社にも発売時期についてのお問い合わせが多いですね。

 ただ、現在お待ちいただいている3ドアさえも相変わらずメーカーから入ってこないような状態なため、これが解消しない限りは5ドア車の発売は難しいのではないでしょうか」(アピオ代表取締役・河野仁氏)

 それでも5ドアの国内発売には、大きな期待を寄せていると河野氏は語ります。

「弊社にお越しになるお客様の中には、ジムニーは欲しいけれど、5ドアじゃないから家族から許可がおりない、という人も少なくありませんでした。

 新しいバリエーションが登場すれば、間違いなく新しい客層がジムニーに入ってくるでしょう。

 また、レジャー派への市場拡大も望めます。

 これまでのジムニーは車内が狭く、キャンプをする人には荷物が積めないと不評だったため、弊社のルーフラックがご好評いただきました。

 5ドアなら、車内空間のみならずルーフ面積が広くなることから、様々なレジャーアイテムを載せることできます。

 サーフボードやカヌーなども載せられますから、間違いなく客層が広がると期待しています」

※ ※ ※

 スズキ販売店によると、現在ジムニーを待っている人の中には、5ドアが発売されたら、そちらに切り替えるという約束をしている人がかなりいるといいます。

■5ドアが日本導入なら…3ドアの需要はどうなる?

 では、5ドアが発売されたら、3ドアの需要はどうなるのでしょうか。

 神戸でジムニーのオフロード系カスタムを長年行っている、マスターピース代表取締役社長の奥原正之氏は次のように語ります。

「たしかに5ドアは使い勝手が良く、ドアの枚数が多くないとライフスタイルに合わないという人もいると思います。

 しかし、ジープ『ラングラー』が5ドアになった時に3ドアがまったく売れなくなったようなことにはならないでしょう。

 例えば、私のように子どもが独立して妻と二人という人間には、5ドアは手に余ります。

 オフロードをガンガン走りたいというユーザーも、やはり5ドアより3ドアを選ぶはずです。

 ただ5ドアの発売については私も期待していますし、間違いなくジムニーユーザーは多様になりますね」

5ドア化で使い勝手も増した!? スズキ新型「ジムニー5ドア」の反響は?5ドア化で使い勝手も増した!? スズキ新型「ジムニー5ドア」の反響は?

 この他にも「車内空間が広がったことで、プロユースの需要が増えるだろう」という意見も、ジムニー専門店から聞かれました。

 ただしスズキが明言しているように、現状のジムニーの納期状態では年内の発売はないかもしれません。

 現在、国内で8万台ものバックオーダーがあると言われているジムニー&ジムニーシエラ。

 インドなど海外工場で生産されている車両はすべて海外向けのため、日本へのデリバリーは望めません。

 また前出・奥原氏は次のように続けます。

「ランドクルーザー70系の再販も近いという話もあります。

 ただ、70系では大きすぎるという人もいますから、間違いなくジムニー5ドアの需要はあるはずです。一刻も早い日本デビューが望まれますね」

※ ※ ※

 インドのみならず、オーストラリアでの発売も決まっているジムニー5ドア。

 日本では、キャンプブームなど追い風が吹いている今こそ、欲しい1台です。

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