ちょっと怖い? “前後同じ”デザインの新型「箱車」登場! 2025年生産予定の“謎車”の正体とは
くるまのニュース / 2023年2月15日 11時50分
「レベル4」の自動運転を搭載した電動モビリティ「Mover」が、2023年1月5日から4日間ラスベガスで行われた「CES 2023」で発表されました
■近未来デザインの電動モビリティ「Mover」
2023年1月5日から8日まで米国・ラスベガスで行われた「CES 2023」で、自律型電動モビリティ「Mover」が発表されました。順調にいけば、2025年末には生産を開始するそうです。
どのようなクルマなのでしょうか。
Moverを開発したのは、北米・ヨーロッパなどに拠点を持つ「HOLON」。同社は、ドイツで自動車生産や鉄鋼業などを行っている「BENTELER」グループが、新たに立ち上げた会社です。
今回発表した電動モビリティ「Mover」は、ドライバーなしで走行できる「レベル4」の自動運転機能を搭載した箱形の自動車です。最高時速60キロ、最大の航続距離は約290キロ。最大15人が一度に搭乗できます。
そのエクステリアは、前後に配された巨大な丸いライトが特徴的なキャラクター性の強いデザイン。スクエアな箱型ボディや左右非対称のウインドウなどが近未来感を高めています。
光電センサー付きの電動ドアや、自動昇降機能付きスロープを標準装備。さらに、車内には車いすを自動的に固定する機能や、点字やオーディオビジュアルによる案内もあるなど、障がいのある人に向けたバリアフリーな設計となっています。
HOLONによれば、Moverは個人輸送と公共輸送のギャップを生める目的で開発されています。個人や企業による送迎サービスなどに加え、バスなどの定期運行サービスにも使用できます。またOTA(Over The Air:データ通信)によって、工場に行かずとも機能をアップデートできるそうです。
※ ※ ※
非常に先進的なMoverですが、ドイツでは公共交通機関との共同プロジェクトが進んでいる他、アメリカの企業も導入を予定しているなど、欧米ではかなりの期待がされているようです。
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