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顔の存在感がスゴい… 35年ぶりに復活? 最高級ブランドの「紅旗QM7」デザイン公開 中国投入は間近?

くるまのニュース / 2023年2月17日 17時10分

中国の最高級ブランド「紅旗」にマイクロバスが近々投入されることが中国政府系サイトに掲載されたことで判明しました。

■「紅旗」マイクロバスを投入へ 中国政府系サイトに登場

 クルマのデザインは顔(フロントデザイン)の印象で大きく変わります。
 
 可愛らしい顔や迫力のあり存在感のある顔など多様ですが、ド迫力のフロントデザインを採用したモデルが中国で登場するようです。

 数多くの中国の要人に愛されてきた最高級自動車ブランドが「紅旗」です。

 2021年には日本に上陸して販売を開始したことでも話題になった紅旗ですが、新たなモデルを投入することがわかりました。

 紅旗を手掛けるのは、1953年に誕生した中国初の自動車会社「第一汽車」です。

 1958年に最初の紅旗「CA72」を完成させて以来、紅旗は中国国内の要人に愛され続けてきました。

 1980年代の紅旗はさまざまな他社車種をベースとしていましたが、2000年代からは独自デザインのモデルを手掛けるようになります。

 特に、第一汽車が2017年に徐留平(じょ・りゅうへい)董事長をトップに迎えて以降、彼の掲げる「新・高尚主義」に沿って大胆な構造改革が推し進められました。

 この影響で、今まで紅旗が手がけてこなかった電気自動車や燃料電池車、プラグインハイブリッド車などの「新エネルギー車」に加え、SUVやミニバン、コンパクトセダンなどのモデルも続々と発表されました。

 現在の紅旗は大きく分けて主に2つのラインナップが存在します。

「Lシリーズ」は初代紅旗「CA72」の流れを汲む、保守的で格式の高いデザインを持つシリーズ。

 それに対して「Hシリーズ」は紅旗が受け継ぐデザインをよりモダンに解釈したシリーズです。

 日本へ最初に上陸した紅旗は「H9」ですが、これは後者におけるフラッグシップセダンとなります。

現在は一貫して乗用車を手掛けている紅旗ですが、実はマイクロバスも近々投入予定であると判明しました。

 この情報が判明したのは中華人民共和国工業情報化部(通称:工信部)のサイトです。

 工信部は日本でいうところの経済産業省や総務省の業務を扱う機関となり、中国では自動車メーカーが中国国内で製造する新型モデルを正式発表する前に、その情報を工信部に届け出る必要があります。

 工信部に届出された情報は基本的に毎月公開されます。そして2023年2月10日に公開された第368編において、紅旗ブランドのマイクロバスが確認されました。

 添付されている写真を見ると、確かに形状は一般的なマイクロバスの形をしています。

■存在感のあるフェイスデザインを採用したマイクロバスとは

 それに加え、フロントには2020年に発表された紅旗「H9」で採用される「山奥で流れ落ちる滝」をイメージしたグリルや「龍の髭」から着想を得たガーニッシュが確認できます。

 このフロントマスクは最新の紅旗モデルにおける重要な要素となっており、新たに投入予定のマイクロバスもこれに従う形となります。

 また、リアには紅旗お馴染みの手書き書体エンブレム、第一汽車のエンブレム、そして「QM7」というエンブレムが確認できます。

 このことからも、このマイクロバスは「QM7」と名付けられることが推測でき「QM」とは紅旗における商用モデルに付与される名前で、2021年登場の配車アプリ・タクシー用途向け電気自動車「E-QM5」から始まりました。

 ボディサイズは全長7295mm×全幅2090mm×全高2785(2695)mmと記載されており、一般的なマイクロバスと肩を並べるサイズ感となり、定員は17人から23人とのことです。

 パワートレインはCA6GV30TD-04型3リッター V型6気筒スーパーチャージャー付エンジンを搭載するとしており、このエンジンはすでに展開されている紅旗の各乗用モデルにも搭載されているエンジンで、最高出力は300hpとなります。

2020年に発表された紅旗「H9」に今回のマイクロバスのデザインは似ている?2020年に発表された紅旗「H9」に今回のマイクロバスのデザインは似ている?

 実は、紅旗がマイクロバスを手掛けるのは初めてではありません。

 紅旗の歴史を紐解いてみると、1980年から1987年まで「CA630」という19人乗りの高級マイクロバスや、そのホイールベースを延伸させた25人乗りの「CA640」などを過去に製造・販売した過去があります。

 また、実際には製品化されなかったものの、2016年の北京モーターショーでは「L6」というマイクロバスのコンセプトモデルも出展したことがあります。

 そういった意味では、紅旗のマイクロバスが約35年越しに復活するということになります。

 マイクロバスは中国国内でも大人気で、多くの自動車会社が参入している市場でもあります。

 中国人民にとっての象徴的な存在である紅旗がマイクロバスを手掛けるとなれば、その豪華な装備やブランドイメージも相まって、人気が出ること間違いなしでしょう。

 具体的な登場時期は依然として不明ですが、工信部に届出されたということは、もうまもなく正式に発表されることを意味します。

 このことから、紅旗のマイクロバスは遅くとも2023年中には何らかの形で発表が行われることでしょう。

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