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「知らなかった」も通用しない!“うっかり交通違反”3選 無意識にやりがちなNG行為とは

くるまのニュース / 2023年2月24日 16時10分

クルマを普段から運転していると、意識せずとも交通違反を「うっかり」しているかもしれません。そんな、日常の運転でやりがちな「うっかり交通違反」を3つ紹介します。

■横断歩道のない場所で人が渡ろうとしてるときは…?

 クルマを運転している人でも、道路交通法を隅から隅まで把握している人は少ないのではないでしょうか。

 しかし普段の運転を細かく見ていくと、交通違反をしている可能性もあります。そんな、要注意の「うっかり交通違反」を3つ紹介します。

●歩行者の進路妨害

 1つ目のうっかり交通違反は「歩行者の進路妨害」です。

 歩行者が道路を横断しようと待っているときに、そのままクルマで通過すると、歩行者の進路妨害に該当する可能性があります。

 信号のない横断歩道、横断歩道のない道路の場面で、それぞれどのような違反になるのかを詳しく見ていきましょう。

 信号のない横断歩道をクルマで通過する時は、道路を横断しようとしている歩行者がいないか確認が必要です。

 道交法第38条第1項で、次のように定められています。

「車両等は、横断歩道又は自転車横断帯に接近する場合には、当該横断歩道等を通過する際に、当該横断歩道等によりその進路の前方を横断しようとする歩行者又は自転車がないことが明らかな場合を除き、当該横断歩道等の直前(道路標識等による停止線が設けられているときは、その停止線の直前。以下この項において同じ。)で停止することができるような速度で進行しなければならない」

 そのため、信号のない横断歩道では速度を落として歩行者がいないか確認し、横断しようとする歩行者がいる場合は一時停止しなければなりません。

 もう1つの、歩行者が横断歩道のない道路を横断しようとしている場合も注意が必要です。

 道交法第38条第2項で、次のように定められています。

「車両等は、交差点又はその直近で横断歩道の設けられていない場所において歩行者が道路を横断しているときは、その歩行者の通行を妨げてはならない」

 つまり、交差点やその近くで横断歩道がない場所でも、クルマは歩行者の横断を妨げてはならないのです。

■洗車しないと「うっかり交通違反」に?

●ウインカーの間違い

 2つ目のうっかり交通違反は「ウインカー(方向指示器)の間違い」です。

 ウインカーでの交通違反は、ウインカーの出し忘れ、戻し忘れが挙げられます。それぞれどのような違反になるか、詳しく見ていきましょう。

「ウインカーの出し忘れ」は、ウインカーを使用せずに右左折や車線変更などをすると合図不履行違反になるというものです。

 道交法第53条で、次のように定められています。

「車両(自転車以外の軽車両を除く。次項及び第四項において同じ。)の運転者は、左折し、右折し、転回し、徐行し、停止し、後退し、又は同一方向に進行しながら進路を変えるときは、手、方向指示器又は灯火により合図をし、かつ、これらの行為が終わるまで当該合図を継続しなければならない」

 意図的にウインカーを出さないのはもちろん違反ですが、出し忘れも違反です。ウインカーの出し忘れは、違反だけではなく周囲の迷惑や混乱にもなり、事故にもつながるため注意しましょう。

「ウインカーの戻し忘れ」も道交法違反です。

 ウインカーは、ハンドルを指示方向と反対の方向に回すことで中立位置に戻ります。

 しかし、車線変更や斜め前方への右左折など、あまりハンドルを回さない場合は、ウインカーが中立位置に戻らない時もあります。

 戻し忘れてウインカーを出したままにすると合図制限違反となります。

ウインカーの出し忘れ、戻し忘れも違反になる可能性が(イメージ)ウインカーの出し忘れ、戻し忘れも違反になる可能性が(イメージ)

●クルマの汚れ

 3つ目のうっかり交通違反は「クルマの汚れ」です。

 運転に差し障りない多少の汚れであれば問題ありませんが、汚れ具合によっては道交法違反になる可能性があります。特に汚れによって「クルマの装置が見えない」「ナンバープレートが見えない」状態になっていると問題があります。

「クルマの装置が見えない」というのは、ウインカーやブレーキランプ、ライトなどの装置が見えない状態であり、安全運転義務違反となります。

 道交法第55条で、次のように定められています。

「車両の運転者は、運転者の視野若しくはハンドルその他の装置の操作を妨げ、後写鏡の効用を失わせ、車両の安定を害し、又は外部から当該車両の方向指示器、車両の番号標、制動灯、尾灯若しくは後部反射器を確認することができないこととなるような乗車をさせ、又は積載をして車両を運転してはならない」

 自分のクルマが汚くて灯火類が見えなかったりすると、周りが自分のクルマの動きを予測できず、事故につながるおそれもあります。そのような時は必ず洗車して安全に運転できる状態にしましょう。

 また、「ナンバープレートが見えない」状態になっていないか、注意が必要です。

 運転していると泥や雪などでナンバープレートが汚れて見えなくなるのは仕方ないですが、その状態を放置していると違反とみなされる場合があります。運転前に確認して汚れを落としておくと安心です。

※ ※ ※

 クルマの運転は、少しの気の緩みで重大な事故につながるおそれがあります。安全を意識して運転すると、自然と道交法に違反しない運転もできるはずです。

 交通ルールを把握するとともに、まずは、安全運転を心掛けましょう。

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