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中央道接続の国道20号「諏訪バイパス」ついに全線事業化へ 計画決定から半世紀、山貫く新ルート

くるまのニュース / 2023年3月6日 16時10分

半世紀にわたり計画がストップしていた国道20号「諏訪バイパス」の未着手区間について、国土交通省は新規事業化する方針を固めました。

■未開通10.3kmの計画が本格始動へ

 国土交通省は2023年2月28日、国道20号「諏訪バイパス」の未着手区間について新規事業化する方針を固め、発表しました。半世紀前に都市計画決定され一度頓挫したプロジェクトが、再び動き出そうとしています。

 諏訪バイパスは、長野県の茅野市宮川から下諏訪町東町までの約14kmを結ぶ道路です。現道の混雑解消などを目的としています。

 1972年に都市計画決定され、現在は起点の国道20号中河原北交差点から飯島交差点までの3.1kmは中央道の諏訪IC関連事業として開通しています。しかし残りの区間は反対運動を受けて、長期にわたり計画がストップしていました。

 1989年に国・市・地元が計画を見直すことで合意し、国は2016年、当初ルートよりさらに山側を通る対応方針を決定。2020年には都市計画変更に向けたルート・構造原案が示され、2023年1月、県が「都市計画決定(ルートの変更)」を告示しました。

 改めて決まったルートは、JR中央本線や国道20号(現道)より東側の山の中を通ります。延長10.3kmの大半は4本のトンネルです。途中の3か所で、既存の県道や市道などと立体交差で接続します。

 道路は幅員19~20m、片側歩道付き4車線(片側2車線)、設計速度60km/hで計画されています。

 国土交通省は28日、諏訪バイパスを含む新規事業候補箇所を発表し、都道府県などへの意見聴取を始めるとともに、2023年度予算に向けた新規事業採択時評価の手続きに着手しました。

 今後、第三者委員会などの意見も踏まえて評価結果を取りまとめ、年度内を目処に新規事業として採択するか決める方針です。

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