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「SAに10時間駐車」撲滅なるか 人が少ないのに混雑している「姫路SA」一般道からの進入遮断へ

くるまのニュース / 2023年3月6日 7時40分

国道2号姫路バイパスの姫路SAでは、長時間駐車が問題化しています。今回はその対策として、一般道からの進入遮断が計画されています。

■24時間調査で長時間駐車は61台

 国土交通省近畿地方整備局姫路河川国道事務所は2023年3月2日、国道2号姫路バイパスの姫路SA(兵庫県姫路市)で問題化している“迷惑駐車”への対策として、2023年夏頃を目処に一般道からSAへの進入を遮断すると発表しました。

 姫路SAは、通行無料の自動車専用道路である姫路バイパスの休憩施設です。

 上下線で駐車場やトイレ、コンビニなどの施設を共有しており、さらに姫路西ICを併設しているため一般道からも出入りできるのも特徴ですが、このような構造と使い勝手の良さが裏目に出て、姫路SAでは長年にわたり“迷惑駐車”が問題化しています。

 長時間駐車しているクルマで駐車場が埋まり、本来の休憩目的で立ち寄っても混雑していて駐車できない状況が常態化しているのです。

 通行無料で一般道からも出入りできる姫路SAで待ち合わせて、1台のクルマに相乗りして仕事やレジャーに向かう人がいるといいます。その間、クルマは駐車場に止めっぱなしです。

 姫路河川国道事務所が2022年12月5日(月)の朝5時から翌朝5時まで24時間調査したところ、昼の11時から12時にかけて105台分の乗用車マスが満杯に。

 そして12時までの時間帯では、一般道から入るクルマが全体の3割ほどを占めていました。

 4時間以上駐車していた61台のうち一般道からの利用は20台で、さらにその20台のうち相乗り関連は14台(7割)でした。

 また、相乗りグループの乗り捨て車両40台の平均駐車時間は10時間19分で、そのうち業務・仕事目的は38台(9割以上)だったといいます。

 同事務所は2005年頃から「休憩車以外駐車禁止」などの看板を設置したり声掛けをしたりするなど啓発に努めてきましたが、改善は見られなかったといいます。また、2024年3月には新たに県道417号広畑青山線が接続してSA利用者の増加も予想されるため、今回、一歩進んだ対策に乗り出すことになりました。

 2023年夏頃に「一般道→SA」の経路が遮断されます。「姫路バイパス→SA」「SA→姫路バイパス・一般道」の経路は維持されます。

 また、SAを利用しない形の、「姫路バイパス→一般道」「一般道→姫路バイパス」といった姫路西ICの利用方法も変わりません。

 同事務所はこの対策により、姫路パイバスの休憩施設としての機能が向上し、相乗り行為を減らす効果も期待できるとしています。

 進入経路遮断の具体的な時期は、改めて告知される予定です。

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