「車中泊」も対応OK!? ライバル刷新でもデビュー7年目のホンダ「フリード」が根強い人気の理由
くるまのニュース / 2023年3月11日 14時10分
2022年8月にトヨタがコンパクトミニバン「シエンタ」を刷新しましたが、ライバルでデビュー7年目を迎えるホンダ「フリード」の販売も好調です。ライバルに対するいくつかの優位性の中でも、大人2名が就寝可能な「車中泊」性能に焦点を当てて紹介します。
■ロングセラーモデル「フリード」の「大荷室」仕様とは
2022年8月23日、トヨタはコンパクトミニバン「シエンタ」をフルモデルチェンジし、好調な売れ行きです。
一方でライバルのホンダは、デビューから7年目に突入のロングセラー「フリード」で対抗しますが、まだまだ優位に立つポイントも持っています。中でも注目したいのは「車中泊」性能です。
ホンダ「フリード」の現行型(2代目)がデビューしたのは、2016年9月のことでした。
5ナンバー枠に収まる全長4265mm、全幅1695mmのコンパクトなボディの中に、3列シート・最大7人乗りを巧みにレイアウトしたのが特徴です。
背高なスクエアボディを活かした車内の「広々感」は、モデルチェンジしたばかりの新型シエンタ以上かもしれません。
あわせて、2列シートレイアウト・5人乗りの派生モデル「フリード+(以下、フリードプラス)」も用意され、アウトドアユーザーなどから根強い支持を集めています。
ともに1.5リッターガソリンモデルに加え、1.5リッターハイブリッドモデルを用意し、FF(前輪駆動)と4WD(四輪駆動)が選択可能です。
なおホンダでは、シエンタのフルモデルチェンジに先駆け、2022年6月にフリードシリーズの一部改良を実施しています。
運転席・助手席シートヒーターやコンフォートビューパッケージ、ロールサンシェードや、シート表皮にフッ素樹脂加工(撥水撥油加工)を施し汚れの染み込みを防ぐ「FABTECT(ファブテクト)」などを新たに標準装備としました。
加えて、内外装にブラックのアクセントカラーを取り入れた特別仕様車「BLACK STYLE」を追加しています。
地道な改良も功を奏したのか、フリードシリーズは2022年(1月から12月)の1年間で、7万9525台を販売し、総合6位にランクインしています(自販連調べ、軽自動車を除く)。
同期間のシエンタは6万8922台で8位なので、それ以上の人気を集めているのです。
こうしたフリードシリーズの中でも、フリードプラスの設計はライバルをしのぐ凝った造りで注目されます。
単に3列目席を取り払って荷室とするのではなく、荷室部分をフロア部から壁面まで丸々すべて専用に開発しているのです。
壁面まで四角く効率的に空間を確保しただけでなく、3列シート仕様よりも一段と低いフロア高を実現させ、荷室には耐荷重200kgの専用「ユーティリティボード」を設置。
荷室を上下二段に分割し、スペースをさらに有効活用できるほか、ダブルフォールダウン機構とも連携し、前倒しした背もたれとユーティリティボードが一体化できます。
その結果、広大かつフラットで四角い「大荷室空間」が拡がりました。
そして荷物が大量に積めるうえ、停車時に前席を前倒しすれば、大人2名が余裕で就寝できる「ベッド」空間が現れるのが見どころです。
こうした特性をさらに生かすべく、ホンダの純正アクセサリーには、車中泊ユーザーに向けた「ラゲッジクッションマット」(消費税込み価格:2万2000円)を用意している点も注目されます。
サイズは厚さ約30mm、長さは約1800mm、幅約1230mmと、セミダブルベッド以上に大きく、もちろんフリード+の荷室にピタリとハマります。
新型シエンタも、2列・5人乗り仕様が設定されており、後席を倒せば同様にフラットな荷室が拡がりますが、四角く使いやすい空間という意味では、いまもなおフリードプラスが優位に立ちます。
車中泊を楽しんだり、アウトドアレジャーで大量の荷物を運びたいユーザーは、新型シエンタとフリードプラスの2台共に販売店で実車をチェックし、荷室空間や使い勝手をじっくり比較してみるのが良いでしょう。
※ ※ ※
フリードプラスの消費税込価格は、ベーシックな「G」(2WD・1.5リッターガソリン)236万9400円から「HYBRID CROSSTAR」(4WD・ハイブリッド)308万4400円まで。
一方、3列シート版フリードの価格は「G」(2WD・1.5リッターガソリン/6人乗り)227万5900円から「HYBRID Modulo X」(2WD・ハイブリッド)327万8000円までです。
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