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「幻の国鉄トンネル」を活用? 中央道・三遠南信道と接続する国道153号「飯田南バイパス」事業化へ

くるまのニュース / 2023年3月8日 8時10分

国土交通省が、国道153号飯田南バイパスについて新規事業化する方針を固めました。

■飯田市中心部と三遠南信道を連絡

 国土交通省は2023年2月28日、国道153号「飯田南バイパス」について新規事業化する方針を固め、発表しました。

 飯田南バイパスは、長野県飯田市の山本から北方までの約5.3kmを結ぶ道路です。

 計画ルートは、中央道と三遠南信道が接続する飯田山本IC付近から、中央道の飯田IC付近まで。

 具体的には、現在の国道153号山本小学校北交差点から延長線上を進んで二ッ山をトンネルでくぐり、さらに中央道に沿うように北上して国道153号飯田インター東交差点に至ります。

 ちなみにこのルートの一部は、飯田駅(長野県飯田市)と中津川駅(岐阜県中津川市)を結ぶ計画だった国鉄中津川線(未成線)のルートをなぞります。

 現地には、およそ半世紀前の1960年代から70年代にかけて先行して着工された線路の路盤や二ッ山トンネルが残っていますが、飯田南バイパスが建設されることになった場合は、その一部が活用されるといいます。

 道路は幅員24.25m、4車線、設計速度60km/hで計画されています。二ッ山トンネルの区間は、鉄道トンネルより一回り大きい幅10mと13m(各2車線)・延長約1600mのトンネル2本です。

 飯田南バイパスの整備効果として、国道153号(現道)の混雑緩和や安全性向上が実現するとともに、リニア中央新幹線の長野県駅(仮称)の開業による観光・産業需要増加への対応も期待されるといいます。

 国土交通省は2月28日、飯田南バイパスを含む新規事業候補箇所を発表し、都道府県などへの意見聴取を始めるとともに、2023年度予算に向けた新規事業採択時評価の手続きに着手しました。

 今後、第三者委員会などの意見も踏まえて評価結果を取りまとめ、年度内を目処に新規事業として採択するか決める方針です。

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