本当? 日産が電動車の価格を「エンジン車」並に! 新型e-POWER初公開! 2026年には車両コスト低減へ
くるまのニュース / 2023年3月9日 10時0分
日産はEVとe-POWERという日産のパワートレインにおいて、主要構成部品の共通化とモジュール化を図り、2026年までにコスト30%減を目指すことを明らかにした他、新開発電動パワートレインの試作ユニットを初公開しました。
■日産がEV&e-POWERのコストをエンジン車並に
2023年3月9日に日産は、EVとe-POWERという日産のパワートレインにおいて、主要構成部品の共通化とモジュール化を図り、2026年までにコスト30%減を目指すことを明らかにしました。
また同時に新開発電動パワートレインの試作ユニットを初公開しています。
日産はこれまで2010年に世界初の量産EVとなる「リーフ」、2016年にエンジンを発電機とした日産独自のハイブリッド車となる「e-POWER」を発売しています。
これらのモデルを柱とすることで、日産は早くから電動車の価値として100%モーター駆動による「ストレスフリーな運転体験」を提供してきました。
そうした背景もあり、日産のグローバル販売(電動車)は、2022年度第2四半期合計で52%(EV13%/e-POWER39%)と半数に達しています。
今後は、ストレスフリーな運転体験に加えて手に入れやすい価格帯を実現するために、EVとe-POWERの主要構成部品を共通化し、モジュール化した新開発電動パワートレイン「X-in-1」を初公開しました。
現在、日産はモーター/インバーター/減速機の3つの部品をモジュール化したEV用の「3-in-1」と、モーター/インバーター/減速機/発電機/増速機の5つの部品をモジュール化した第3世代e-POWERとも言える「5-in-1」を開発しています。
これは前述の通り、EVとe-POWERの部品共通と、ユニットの生産効率向上により、パワートレインコストを2026年までに30%削減を目指すもので、e-POWERにおいては2026年までに従来のエンジン車と同等の車両コストを実現する予定だといいます。
またユニットの小型化&軽量化により、車両の走行性能/音振性能を向上させることや、駆動部品や制御技術も共用することでEVとe-POWERのどちらも日産の電動車ならではの魅力的な運転体験を提供するとしています。
2010年にはリーフにe-POWERを搭載した試作車が作られたが、バッテリーマネジメントの制御に時間が掛かったという(平井俊弘専務執行役員 談))
日産の電動パワートレインについて、同社のパワートレイン開発を統括する平井俊弘専務執行役員は次のように述べています。
「日産は2010年という早期の段階でEV(リーフ)を市場投入し、実際にEVを使用されているお客様の声を聞くことで、電動化技術を進化させてきました。
2016年にはEV技術を活かした100%モーター駆動のe-POWERを電動車(ノート)を発売しています。
そうしたなか、新開発のX-in-1は、モーター/インバーター/発電機/減速機&増速機をそれぞれ同一の生産ラインで混流生産が可能な設計としました。
日産の電動化技術や生産ノウハウが最大限活かされたX-in-1は、今後も電動車だから実現出来る価値を多くのお客様に提供していきます」
モーター/インバーター/減速機/発電機/増速機の5つの部品をモジュール化した第3世代e-POWERとも言える「5-in-1」
※ ※ ※
こうした取り組みにより、それぞれのコストにおいてe-POWERは「2026年までにガソリン車同等の目指す」、EVは「バッテリー革新とさらにクルマ全体での取り組みによりエンジン車同等を目指す」としています。
日産は2030年早期に主要市場において、新型車の100%電動化を目指しており、19車種のEVを含む27の新型車により今後も電動化を推進していきます。
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