車のライト、球切れ見つかると罰金!? 自分でできる交換方法は?
くるまのニュース / 2023年3月19日 9時10分
クルマにはさまざまなライトが備わりますが、球切れなどの場合に自分で交換できる方法もあるといいます。どういった方法なのでしょうか。
■自分でできる「クルマの電球交換」とは
クルマにはさまざまな種類のライトが備わっていますが、どのようなライトがあるのでしょうか。
また、球切れなどが起きた際に自分で交換するにはどのようにすれば良いのでしょうか。
クルマのライトには、前方を照らす「ヘッドライト」や、ブレーキを踏んだ時に後方で赤く光る「ブレーキライト」、右左折や車線変更などの際にオレンジ色に点滅させる方向指示灯、いわゆる「ウインカー」はクルマの前後のほか側面にも備えられており、中にはサイドミラーについているクルマもあります。
このように、クルマにはさまざまな種類のライトが備わっていますが、実は球切れなどでライトが点灯しない状態で走行すると、種類によっては交通違反の取り締まり対象となる場合があります。
例えば、ブレーキライトやウインカーなどが切れていた場合、整備不良(尾灯等)として違反点数1点、反則金7000円が科されます。
切れているライトによっては自分で気づきにくいものもありますが、道路運送車両法ではライト類を含めた日常の点検をしなければならないと定められているため、ライトをつけた状態でクルマを降りて目視で確認するなど、定期的なチェックを行うことが大切です。
また、クルマによっては球切れをメッセージや警告灯で表示してくれるものもあります。
こうしたクルマのライトが切れた際、ディーラーやカー用品店などで交換してもらう人も多いのではないでしょうか。
実はクルマについているライトのうち、自分で交換することが可能なものもあります。
例えばトヨタ「ヤリスクロス」の場合、フロントの「ヘッドライト」、「フロント・リア方向指示灯/非常点滅灯」、リアのナンバープレートを照らす「番号灯」、バックする際に点灯する「後退灯」のバルブタイプのものは、自分で交換することができます。
このほか、日産「ノート」では、「ロービーム/ハイビーム(ハロゲンライト)」や「リヤフォグランプ」「車幅灯」など、車種やグレードによって自力で交換できる電球は異なります。
ヤリスクロスのヘッドライトを例に交換の仕方を見ていくと、まずボンネットを開けて、交換したいライトのすぐ裏側に繋がっているコネクターを外し、ソケットを回して引き出して電球を交換します。
交換後は3か所の電球のツメにあわせてソケットを挿し込み、回して固定し、コネクターを繋いでボンネットを閉めたら作業完了です。
このように、ライトによっては特別な工具などがなくても自分で交換が可能である一方で、自分で交換作業が不可能なライトもあります。
上記のヤリスクロスの場合では、一部グレードに採用されているLEDライトでは自分で交換ができないほか、上記以外のヘッドライトの外側についている「車幅灯」や、車両の後部に取り付けられている「リヤフォグランプ」、「ブレーキランプ」などについても販売店での交換が必要と案内されています。
またノートの場合も、LEDを用いたロービームや車幅灯やハイマウントストップランプなども販売店での点検を受けることが推奨されています。
とはいえ自分で交換できるライトは意外と複数存在します。
車種によっても異なるため、自身の所有しているクルマのライトについて一度取扱説明書などで確認してみるのが良いでしょう。
なお、自分でライトを交換する場合は、正しいバルブの形状かどうか、ワット数などを確認し、適正なものを使用するほか、交換したライトが問題なく点灯するかを走行前に必ず確認しましょう。
※ ※ ※
クルマにはたくさんのライトがついていますが、ヘッドライトやブレーキランプなどのライトは、暗いところを照らすだけでなく、他のクルマや歩行者に自分のクルマの存在や動きを知らせる役割もあります。
ライトが切れた状態で走行すると、整備不良として交通違反となる可能性があるほか、自分のクルマの存在や動きを他のクルマや歩行者に認識してもらえず事故につながる可能性もあるため、定期的な点検や交換をおこなって、ライト切れを起こさないようにしましょう。
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