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「ハイエースエンジン」搭載のトヨタ新「コースター」発売! 日野燃費不正受け自社エンジンに変更

くるまのニュース / 2023年3月15日 18時40分

トヨタはマイクロバス「コースター」の改良を実施し、2023年3月15日に発売しました。

■「ハイエース」などと同じエンジンを搭載へ

 トヨタは2023年3月15日、マイクロバス「コースター」を改良し、同日に発売しました。
 
 コースターは、エンジン認証を不正に取得した日野自動車のエンジンを搭載していたために販売を中止していましたが、今回の改良でトヨタ自社製のエンジンに変更されました。

 トヨタ コースターは1963年に「ライトバス」として登場以来、110以上の国と地域で展開されており、累計販売台数は55万台以上に上ります。

 現行モデルは2016年に登場。24年ぶりのフルモデルチェンジを図り、力強く先進的なデザインを採用したほか、運転席と助手席にエアバッグを標準装備し、車両安定制御システムVSCを設定するなど安全性を向上させています。

 しかし2022年3月4日、日野はバスやトラック向けのエンジンで排出ガス・燃費などの認証の不正を公表。

 コースターにも不正認証のあったN04C(尿素SCRシステム搭載)型エンジンが搭載されていました。

 この事実を受け、トヨタはコースターの販売休止を決定。トヨタのウェブサイトからもいったん消滅しました。

 2022年10月21日には、今後コースターは日野製エンジンの搭載モデルを廃止し、現在販売されているトヨタ車の1GD型ディーゼルエンジンを搭載して販売を再開することを予告しています。

 改良では予告通り、すべてのグレードで「ハイエース」「グランエース」「ランドクルーザープラド」と同型の2.8リッター直列4気筒「1GD-FTV」型エンジンを搭載。

 さらに、ドライバーに体調不良などの異常が発生した際、ドライバー自身や同乗者が非常ボタンを押してクルマを停止させられる「ドライバー異常時対応システム」を標準装備しています。

 また、ベーシックグレード「LX」に27人乗りパッケージ、上級グレード「GX」に26人パッケージを新設しました。

 コースター改良モデルの価格(消費税込)は、693万7000円(幼児専用車)から859万9000円(LX・超ロング)です。

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