マツダ新型「3列高級SUV」を2023年国内登場へ 「上質内装」と「直6」も設定？ 続々登場の新モデルとの共通点とは

マツダが今後日本市場に導入するとしている新型SUV「CX-80」はどのようなモデルとなるのでしょうか。

■新型3列シートSUV「CX-80」年内登場へ どのようなモデル？

　マツダは2022年以降のクロスオーバーSUV商品群の拡充計画（以下「SUV拡充計画」）」を2021年10月7日に発表。日本市場ではすでに「CX-60」が一足先に登場しました。
　
　さらに、今後「CX-80」も登場する予定ですが、どのようなクルマとなるのでしょうか。

　SUV拡充計画では2022年から2023年にかけて、近年人気が高く成長を続けているSUVのセグメントに対し、各市場に向けた5車種の新型車を投入することを明らかにしています。

　新型車は既存の「MAZDA3」などと同様のコンパクトな「スモール商品群」と、「CX-5」などよりも上位の価格帯に位置し、2つのボディタイプと2列・3列をそれぞれ用意する「ラージ商品群」に分別。

　北米などの市場向けにはスモール商品群の「CX-50」とラージ商品群の「CX-70」・「CX-90」を、日本・欧州向けにはラージ商品群の「CX-60」・「CX-80」を導入することを公表。

　日本では、2022年9月にCX-60が一足先にデビューしましたが、CX-80はまだ正式発表はされておらず、詳細な情報についてアナウンスされていません。

　一方で、ヒントとなる情報はいくつかあります。

　CX-80は道路や駐車場が比較的狭い日本や欧州に合わせたボディを持ち、3列シートとなることが特徴です。

　現在マツダが販売している3列シートSUV「CX-8」とは同じポジションにあたるため、この後継モデルとなる可能性があるかもしれません。

　また、ラージ商品群のパワートレインは各国の電動化に対応し様々なものが用意されると言いますが、日本ではクリーンディーゼルエンジンの人気が根強いとしており、直列6気筒の「SKYACTIV-D」と48Vマイルドハイブリッドの組み合わせやプラグインハイブリッドなどを導入する予定としています。

　先に導入されたCX-60では4タイプ用意。

　2.5リッター直列4気筒ガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.5」と、同エンジンにマツダ初のプラグインハイブリッドシステムを組み合わせた「e-SKYACTIV PHEV」、3.3リッター直列6気筒ディーゼルターボエンジンの「SKYACTIV-D 3.3」、同エンジン＋マイルドハイブリッドの「e-SKYACTIV-D」を設定。同様のパワートレインがCX-80にも展開される可能性は高いと言えます。

　さらに、ラージ商品群は共通して上質感や高級感が高められており、CX-60に加え、北米のCX-90では内外装デザインに日本的な美意識を取り入れたほか、メープルウッドやナッパレザーなど高級車に用いられている素材を採用し、内装色の展開も豊富なバリエーションを用意するなど、高級SUVらしさをアピールしています。

　CX-80も国内最上級モデルとして、上質感が高められた内外装が採用される可能性があります。

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　北米ではSUV拡充計画の中では最上位に位置するCX-90が2023年2月1日に世界初公開されています。

　さらに、2021年11月15日にはスモール商品群のCX-50が登場し、SUV拡充計画で発表された新型車が次々と姿を表しています。

　新たな3列シートSUVとなる新型CX-80がどのようなモデルとして登場するか、期待が高まります。