太平洋に臨む西湘BP下り「西湘PA」ついに復活！ 高波被災でかさ上げ 建物も店も変化

高波で被災し復旧工事が続けられていた湘南バイパス下りの西湘PAが、2023年4月29日にリニューアルオープンします。

■キッチンカーが出店

　NEXCO中日本東京支社は2023年3月31日、災害復旧工事を進めている西湘バイパスの下り西湘PA（神奈川県小田原市）が、4月29日に営業再開すると発表しました。

　下りの西湘PAは太平洋に面していて景色が良いことから、休日には箱根や伊豆といった行楽地へ向かうクルマで人気の休憩施設です。

　しかし、2019年10月の台風19号（令和元年東日本台風）による高波で被災。以来、高波や津波に対する防災機能を高めるため、敷地の地盤を約2m上げて波返し擁壁もかさ上げするとともに、トイレなどの建物も海側から内陸側（本線側）へ移す工事を進めてきました。

　工事完成とPA再開は当初「2022年12月末」の予定でしたが、NEXCO中日本によると、近年の鉄需要の高まりによる納期の長期化や、現地の状況に応じた施工方法の変更などにより工程を見直していました。

　リニューアルオープンは4月29日0時の予定です。

　被災前にあった常設の売店や飲食店に代わり、再開後は飲料・アイスの自販機と、土休日を中心に食事を提供するキッチンカーが出店します。

　4月29日から5月7日までのゴールデンウィークは、小田原市を拠点とするキッチンカー「AMBRO（アムブロ）」などが毎日出店し、ポテトフライや唐揚げなどを販売する予定です。

　キッチンカーの今後の出店スケジュールは、NEXCO中日本のウェブサイトで告知されます。