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ダイハツ「最上級セダン」生産終了へ 23年続いた「正統セダン」の歴史に幕 400万円超え「アルティス」も終売

くるまのニュース / 2023年4月11日 6時10分

ダイハツは2023年12月下旬に最上級セダン「アルティス」の生産終了を発表しました。

■ダイハツの「最上級セダン」も生産終了へ

 トヨタは2023年4月10日、FFセダン「カムリ」の生産終了を発表しました。
 
 2023年12月下旬をもって国内では正式に終了となる予定ですが、同時にダイハツにOEM供給される「アルティス」も生産終了となります。

 アルティスのベースとなるトヨタ カムリは1980年にクーペの「セリカ」をベースにした「セリカカムリ」として登場。当初は国内専売車種であり、駆動方式も後輪駆動(FR)を採用していました。

 1982年登場の2代目からは車名もセリカを廃した「カムリ」へと変更されるとともに、前輪駆動(FF)を採用し、以来現行モデルにいたるまでFFセダンというパッケージングを維持。

 2代目からは国外でも展開され、世界100か国以上の国と地域で販売、2016年12月時点で累計販売台数は1800万台を達成する世界戦略車のひとつです。

 一方でアルティスは、1996年に登場後1999年にマイナーチェンジが行われた6代目カムリをベースに、2000年3月に発売されました。

 2012年5月に登場した4代目アルティスは9代目カムリがベースとなり、トヨタ・ダイハツ2社における環境技術分野の協業の一貫として、ダイハツでは初めてのハイブリッド乗用車としてデビューしました。

 最終モデルとなる5代目の現行アルティスは、ベースの10代目カムリとともに2017年7月に登場。

 TNGAプラットフォームやパワートレインの採用、先進運転支援「トヨタ セーフティ センス」の採用など、走行性能や安全性能が高められています。

 現行アルティスにおいてカムリとの違いは内外装のブランドロゴ・バッジだけでなく、複数グレード展開のカムリに対し、アルティスはモノグレード展開となっていることが特徴です。

 エクステリアは立体的で大開口部のロアグリルなどを採用し、ワイド&ローなスタンスを表現、ボディサイドはシャープかつグラマラスなプロポーションとし、スポーティさと上質感を高めています。

 インテリアはスポーティさと広がり感を演出しながらも、エンジンフードやインパネの厚みを抑えることで、良好な視界による運転のしやすさを実現。

 パワートレインにはTNGAの思想が用いられた2.5リッター4気筒「ダイナミックフォースエンジン」にハイブリッドシステムを組み合わせ、システム最高出力は211馬力を発揮。

 2021年ではフロントバンパーや前後ライトの加飾などが変更されるマイナーチェンジが実施され、トヨタ セーフティ センスも夜間歩行者や昼間の横断自転車などを検知可能となったほか、カムリでは従来から選択できた4WD車がアルティスでも選択できるようになりました。

 価格(消費税込)はFF車が405万3000円、4WD車が425万1000円に設定されています。

※ ※ ※

 ダイハツ車のなかでも最上級セダンとなるアルティスですが、今回カムリが生産終了されることに伴い、23年の歴史に幕を閉じます。

 これにより、ダイハツが展開する普通車ではコンパクトSUV「ロッキー」が最上級車種となります。

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