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道路の「センターライン」ルール覚えてる? 白・黄色は追い越しできる? 実線・破線の違いとは?

くるまのニュース / 2023年4月17日 11時10分

道路の真ん中には「センターライン(中央線)」が引かれていますが、線の種類が3つあります。白か黄色、破線か実線によってどのような意味やルールがあるのでしょうか。

■意外と忘れがちな「センターライン」のルール

 クルマが走り車道にはさまざまなラインや表示が描かれています。そのなかでも、対向車線との間に引かれる「センターライン」は、クルマが安全に通行するために欠かせないもので、異なる進行方向のクルマを区切るために設けられています。

 このセンターラインは道路交通法では「中央線」というのですが、基本的なものとして「白い破線」「白い実線」「黄色い実線」の3種類あります。

 破線か実線、白か黄色によって、どんな意味があるのでしょうか。

 まず、白い破線は、道路の幅が片側6m未満の区間に引かれているものです。3種類ある中央線のうちもっとも規制が少なく、「追い越し禁止」の標識がない区間では、追い越しするときに反対車線にはみ出しても問題ないとされています。

 ただし、対向車がいるときや先が見通せないカーブなどで無理やり追い越しするのは危険です。中央線が白い破線であっても十分注意しながらはみ出すことが求められます。

 ちなみに追い越しとは、車線を変更して前走車の横を通過し、前に出ることをいいます。

 次に、白い実線は、道路の幅が片側6m以上の区間に引かれています。原則としてはみ出して通行することはできませんが、「追い越し禁止」の標識がない区間では、はみ出さなければ追い越ししても良いとされています。

 白い中央線の破線と実線の違いは道路の幅によって決まっており、道路幅6m未満で白い破線が引かれていたらはみ出して追い越し可能、6m以上の道路幅が広い区間で白い実線が引かれていたらはみ出さなければ追い越し可能ということになります。

 そして黄色の実線は道路幅6m未満の区間に引かれているのですが、この黄色の実線はもっとも規制が多いもので、駐車しているクルマがあったり、工事中などといった障害物がある場合を除き、追い越しするためにはみ出すことが禁止されています。

 黄色の実線をはみ出して走行すると「追い越し違反」などの交通違反となり、点数は2点で反則金は普通車で9000円が科されることになります。

 そもそも黄色の実線は道路幅が狭い区間に引かれているので、はみ出して走行すると危険であるということを認識しておくと良いでしょう。

※ ※ ※

 中央線と似たようなものとして「車線境界線」が存在します。中央線が対向車との間に引かれたラインなのに対して、車線境界線は片側2車線以上の道路で車両通行帯(走行レーン)を区切るラインです。

 車線境界線の場合はラインの色の違いによって車線変更や追い越し可能かどうかが判断できます。

 白の破線と白の実線は車線変更や追い越しが可能、黄色い実線は追い越しも車線変更も禁止です。

 また、「白の破線と黄色の実線」の組み合わせの場合、白の破線側を走行していれば車線変更は可能で、黄色の実線側を走行していれば車線変更は不可です。

 白の破線側から黄色の実線側に車線変更後は、元の車線に戻ることはできないので注意しましょう。

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