フラフラ運転や低速走行、傷だらけの車両に要注意! 近づいたら危険なクルマの特徴とは?
くるまのニュース / 2023年5月15日 16時40分
運転中に、近づいたら危ない、挙動不審なクルマを見かけたことはありませんか。そんなクルマからはなるべく距離をとって、自分の身の安全を守りたいものです。近づきたくないクルマにはどのようなものがあるのでしょうか。
■スキルが乏しいドライバーの運転の特徴は?
クルマを運転中、明らかに挙動不審なクルマを見かけたことがある人も多いでしょう。また、超高級車やハイスペックなスポーツカーなども、万が一接触事故でも起きたら大変なことになると思うと、できれば近づきたくないものです。
ゴールデンウィークなどの大型連休時は、普段あまり運転していないドライバーや、危険な運転をするドライバーが増える傾向がありますが、近づかないほうが良いクルマにはどのようなものがあるのでしょうか。
「近づくと危ないクルマ」にはいくつかのパターンがありそうです。
大きく3種類に分類でき、1つは運転スキルが乏しいドライバーによるもの。2つめは、あおり運転を仕掛けてくるドライバーや、一般道でスピードを出しすぎるドライバー。3つめは、単純にそばに寄らないほうが良いクルマです。
1つめの運転スキルが乏しいドライバーに起因する危ないクルマの特徴を詳しく見てみましょう。
●フラフラ走っている、真っ直ぐ走れていない
フラフラした挙動のドライバーは、道に迷っていたり、本当に運転スキルが乏しいケースがあります。普段あまり運転していないサンデードライバーや初心者に多い傾向です。
高速道路の分岐で判断が遅れて分離帯に突っ込んだり、単なる車線変更でも周囲を見渡す余裕がないので接触事故を起こすケースなどが考えられます。
●前がガラガラなのに、法定速度よりかなり遅い
これは初心者よりも最近は高齢者にも多い運転でしょう。法定速度以下ということは超安全運転をしていると勘違いしているか、単純に速度を出すのが怖くてノロノロ走っていることも考えられます。
●ボディの至るところに傷がある
ボディにいくつもの擦り傷やヘコみがあるクルマの場合、車両感覚を掴むのが上手でない人が多い傾向があり、つまり多少ぶつけても気にしないと言いますか、傷つくことに無頓着だといえます。
またそういった人に限って日頃のメンテナンスを後回しにしたり、洗車もしないなどクルマに愛情を注いでいないようです。
●不必要な場面でブレーキを踏む
一般ドライバーの方のなかでも多いのが、不必要なブレーキです。周囲に危険があるわけでもないのに前走車のブレーキランプが何度も点灯したら、後続車はそのたびに同じようにブレーキを踏まなければいけません。
本人は速度調整のつもりなのでしょうが、後続車の迷惑になることも理解しないまま、漫然とブレーキを踏む運転も危険な行為のひとつ。そういったクルマから距離を置いたほうが良いでしょう。
※ ※ ※
そのほかにも、できれば近づかないほうが良いクルマがあります。
●スーパーカーや超高級車
クルマを走行させる以上、事故が起こる可能性があります。数千万円級のスーパーカーや超高級車が近くにいて、故意でなくても追突事故や飛び石などで過失がこちらに発生してしまうと、修理代も高額になるだろうことは容易に想像できます。
余計なトラブルを回避するためにも、周囲のクルマとはできる限り車間距離を取ることをおすすめします」
●馬運車や家畜の運搬車両
高速道路などでは競走馬の運搬に使われる「馬運車」や、家畜を運搬している車両を見かけることもありますが、これらも近づかないほうが良いクルマのひとつです。
というのも、これらの車両の走行速度や挙動は積み荷である生き物を最優先しており、突然速度を落とす可能性も考えられることから、あまり近づきすぎると追突してしまう危険性もあります。
また、馬運車にあおり運転や嫌がらせなどをして事故になり、競走馬がケガなどした場合、億単位の損害賠償を支払うことになるかもしれません。
高額な商品を積んでいるトラックなども同様に、必要以上に近づかないほうが良い存在だといえそうです。
●緊急車両
緊急車両は危険というより、道を譲って先行させるべき車両です。
救急車や消防車、パトカーだけではなく、電気やガスの事業者が公益事業の応急作業に向かう特定の作業車、人命を救うべく血液製剤や臓器を運ぶ「運搬車両」、事故現場や急患に駆けつける「ドクターカー」、高速道路上ではNEXCOの「ハイウェイパトロールカー」やJAFの「レッカー車」なども緊急車両に該当します。
先を急ぐ緊急車両に遭遇したら、道を譲りましょう。
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